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府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2022年4月】ベストブックは「ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル 」

最近、本棚を見るのは楽しいなと気づきました。
誰かの本棚を覗くと、その人の頭の中がぼんやりと見えてくるよね。

4月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1889

2022年4月のベストブックは「ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル 」でした!

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉感想
★3.5:SEOライティングや、オウンドメディアの運営についての本。基礎的なところから実践的なところまで、ストーリー仕立てで分かりやすく書かれていた。ホームページの集客についての本だけど、人を集めること全般に通じる内容だと思う。丁寧に漏れのない情報を、継続的に発信していくことを忘れないように。
読了日:04月07日 著者:松尾 茂起


【NHKあさイチで紹介】マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう【NHKあさイチで紹介】マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう感想
★4.0:この本のキモは2つ。①人は誰でも苦手なものがあるマイノリティ。そしてマイノリティであることを弱みではなく特性の一つであること。 ②バリアフリーとは、社会にあるバリアを取り除くためにルールや仕組みを変えていくこと。/この2つを理解すると、社会のあちこちに狭い門があることに気づけます。この著者のように、狭い門を見つけて広げていくことで、新しい文化やマーケットが生まれるかもしれない。多様性の地平を拓く視点がある本でした。
読了日:04月17日 著者:澤田智洋


グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略感想
★3.5:自分のキャリア観を整理するための本。ワーク内容が充実しており、はじめてキャリアを考える人にとても親切な内容だった。若い内にこのような情報を得ているほど、働き方の選択肢は広がるなと思う。
読了日:04月18日 著者:グロービス経営大学院


人生は攻略できる人生は攻略できる感想
★3.5:自己啓発的な内容だが、珍しい視点もあり面白かった。人生の大半は仕事や消費などの貨幣空間での出来事だけど、思い出に残る事はいつだって家族や友達との愛情空間での出来事。人生を豊かにするには愛情空間の出来事を増やしていくべしとの事。そして、人生において「人的資本」「評判資本」「金融資本」の3大資本が欠かせないけど、人→評判→金の順番で繋がっているので、いつでも自分自身の力が起点であり、評判(信頼)も大切にしなきゃいけないよ、とのこと。
読了日:04月27日 著者:橘玲


ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル (幻冬舎新書)ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル (幻冬舎新書)感想
★4.5:死刑制度の実態についての本。法制度、議員、執行官、受刑者、その家族、被害者など様々な視点から書かれていて、死刑制度を偏りなく書きたいという意思が感じられた。制度の是非ではなく、みんなが制度を考えるきっかけになればいいという内容で良かった。僕は、被害者感情や犯罪の抑止力として死刑制度を肯定的に捉えていたが、「人を殺してはいけない」というルールを破ることを「殺す」ことで対抗するのは社会の在り方としてどうなのかと思うようになった。今後も考え続けると思う。
読了日:04月27日 著者:佐藤 大介


推し、燃ゆ推し、燃ゆ感想
★4.0:アイドルを推す女子高生の話。主人公は推し活以外の日常では生きづらさを感じており、破滅的な道を歩んでいるようにも見える。主人公の心の内を理解しようと読み進める中で、本書が描く“推す”とは「相手を理解したい」ということだと知った。応援したい・成功してほしい、よりももっと手前の感情、自分が魅入られたものをただ理解したい。とても人間的な欲求であり、そのために自分の人生を費やすというのは、少しも変なことではない。
読了日:04月27日 著者:宇佐見りん