あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

動物言語学という未知の世界

この記事が、とてもおもしろかった。
シジュウカラの話す言葉を研究している助教についての話。

鳥が言葉を操っていることを解き明かす過程も読み応えがあるけど、この助教がなぜ生物学にハマったのかのエピソードが、とてもステキだった。

いや、ご両親が素晴らしいよ。
こうありたい。

ある日、家の外でカブトムシがジョロウグモの巣に引っ掛かり、食べられているところを見つけた。鈴木少年は、図鑑に「カブトムシは森の王者で最強だと書いてあったのに!」と目を疑った。帰宅した鈴木少年は母親にその様子を話し、「この図鑑に書いてあることは、間違ってる」と訴えた。すると、母親はこう言った。

「それなら、図鑑を書き直せば?」

この日以来、鈴木は自分が観察した内容を図鑑に書き記すようになった。書き込みで埋まったその図鑑は、今でも実家で保管されている。

子供が見聞きしたものを信じて、背中を押せる。
こう言えるようにありたいよね。

母君のこの言葉から、
世の中には間違っていることがたくさんあって、
自分でそれを正すことができると知って、
見聞きしたものを信じる探求者の道を進んだんだろうなと思う。

この助教の研究は「動物言語学」という新らしい分野を開拓したらしい。

もし、鳥たちの言葉がわかるようになったとしたら、朝、窓の外から聞こえる鳥の鳴き声が全然違ったものに聞こえるんだろうな。空から聞こえる鳥たちの言葉を通じて、周辺の様子が分かるようになったりして。
全く知らない世界がすぐそばにあったんだね。

ミモザの下で

ミモザの下で

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