あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

絵本のはなし「ほらぴったり」

この絵本がすごい良かった。
今年の1月発売で新しい本「ほらぴったり」です。

ほらぴったり

ほらぴったり

 

公式の紹介では、この様に書かれています。

本書は「多様性」をテーマにした翻訳絵本です。主人公の「さんかく」が、いろいろなかたちのともだちとの交流を通して、自分と他者の「おなじ」や「ちがう」を考えていきます。

 

主人公は「さんかく」。
「まる」のグループでも、「しかく」のグループでもどうにも収まりが悪いので、自分と同じ「さんかく」のグループを探すお話し。この「自分にとって合う場所を探す」というメッセージは新しくはないんだけど、その過程がとても良いんですよ!

  • 「さんかく」自身としては、自分と形の違うグループの中でおさまりが悪いんだけど、形のちがうみんなは受け入れてくれます。「形なんて気にしないて遊ぼうよ!」という姿勢。とても優しい世界が描かれています。 
  • 「さんかく」が、自分と同じ形グループを見つけて終わるかと思ったら終わらない。形の違う図形にも声をかけて、形が違うみんなが集まってできることに挑戦します。

 

1冊の本でいろんなメッセージがあるんだけど、図形をキャラクターにしているので、メッセージが説教臭くなく、とってもわかりやすく描かれています。

絵本は古典作品が目に付きやすいので古典作品を読みがちなんだけど、新しい本にしかないメッセージもあるんだな。新発売の絵本も色々見てみたくなりました。