コロナの最中、自粛解除の時期にこんなニュースが出てました。
京都の鴨川の名物、カップルが等間隔に河川敷に座る光景が返ってきたというものです。この等間隔を「ソーシャルディスタンスを保っている」と解釈しています。
この、鴨川の伝統的光景を、京都に住んでいない僕は歌で知りました。
それが岡崎体育の歌「鴨川等間隔」
鴨川等間隔 寄り添う恋人達の心理的距離
風になびく髪を 耳にかける仕草だけは許してやろう
鴨川等間隔 橋の上見下ろしながら見下される
十六文キックで カミから順に蹴落としたりたい気分だぜ
現地の非モテ大学生達の魂の叫び声を、岡崎体育が代弁した歌。
リリース当時はこの「心理的距離」が、まさか「社会的距離」と呼ばれるようになるとは誰が予想したでしょうか。
憎し羨ましな光景だったものが、
今や、救われる、前を向ける光景になったというのも数奇なものです。