こどもの好きな絵本で「せんろはつづく」「せんろはつづく どこまでつづく」というのがあります。
以降は便宜的に、「せんろはつづく」をワン、続編である「せんろはつづく どこまでつづく」をツーと呼びます。
ワンは、小人と思われる人達が線路を引いて、ぐるり一周繋げる話。
ツーは電車で進みながら、いろんな列車をどんどん繋げる話です。
出てくる世界はとても広大で色んな人工物が登場するのに、他の人間が出てこない世界観……僕はこれに不気味さを感じてしまい、苦手な絵本です 笑
さて、ワンでは自然の中に線路だけが存在する世界が描かれているのですが、ツーではもっと広い世界の中に線路が通っていて、その道中のごく一部にワンの路線が出てきます。ワンツーと通して読んでいると、ワンで全てだと思っていた世界が、世界のごく一部だったと知るのです。
僕はこの世界の設定を、アレフガルド的世界と呼ぶことにしました。
ドラクエ2の冒険の途中で、ドラクエ1の全世界であるアレフガルドが、いきなり縮小版で出てきて「あれは、世界のごく一部だったんだ」って知るアレです。
トリコのグルメ界や、ハンタの暗黒大陸も近いものがありますが、ちょっと違いますね。あれはワンの世界の中にいながら、外側に広大なツーの世界を知って愕然とする、ちょっと別種の驚きです。
共感してくれる人に会いたくて、筆をしたためました。
もし、この絵本2作と、ドラクエ1・2をやった事ある人いたら、ぜひ語り合いましょう。