「古都のドブネズミ」の異名を持つロットングラフティー。
京都発のバンドである彼らが、地元を歌った「響く都」をお届けいたしましょう。
この「響く都」、
軽快なバンドサウンドに乗せて、京都ワードを歌い鳴らすめっちゃご機嫌な曲です。
京都を「クラシック」と表現するのもシャレていますね。
バンド的な和の曲調からうっすら古都らしさも感じる一方で、あんまり京都っぽくないんですよね。異色なテンション。
あなたは、京都らしい“和”というと、どんなことをイメージしますでしょうか?
僕は、ワビサビ、はんなり、荘厳、おしとやか…などなど
しっとり目のイメージが強いです。お強いどす。
これに対して「響く都」の雰囲気は、いい意味で軽率で浮いています。
曲全体にちりばめられた合いの手からは、お祭り臭すら漂ってきます。
エンヤエンヤデゴデットヤー!
歌の中でも評されるようにクラシックというのは、
歴史や過去の文化に裏打ちされた、言ってみれば“昔の”京都のイメージです。
バンドマンが解釈する今の時代の京都らしさ、として聞くと、今まで見えなかった京都の温度感を知れそうな気がします。
とても面白いね。