aikoの曲の中でも、ご当地ソングとして名を響かせる一曲を。
その名も「三国駅」。彼女の地元である大阪を舞台とした曲です。
さて、いってみましょう!
歌のこと
- タイトル :三国駅
- アーティスト:aiko
- リリース :2005年2月16日
- アルバム :夢の中のまっすぐな道
- 出てくる場所:あそこのボーリング場
歌詞の世界
三国駅は、大阪市淀川区にある阪急電鉄宝塚線の駅です。aikoの母校である大阪音楽短期大学がある庄内駅の1つ隣駅でもあります。
歌の中には「変わらない街並み」というフレーズが出てきます。
毎日が昨日の様だったのに
なにを焦っていたの?
変わらない街並み あそこのボーリング場
焦っていたのは自分で
煮詰まってみたり 怖がってみたり
繋いだ手を離したくない
この歌詞は、aikoのデビュー当時でもある1998年を描いたものとなっています。三国駅は、今では周辺の区画整理に合わせて移設・高架化されているのですが、98年当時はまだ地上駅だったようですね。
また歌詞の中に登場するは「あそこのボーリング場」は、かつてあった「新三国アルゴ」のこと。この「新三国アルゴ」はこの曲のMVでも外観が映っていましたが、残念アンガラ2011年に閉館してしまっています。ここでも町並みが変わってしまっている。一応、ボウリング場の光景施設として「ALgo7」というアミューズメント施設が誕生しているので、。
歌の中では「変わらない街並み」と言われていますが、街はどうしても移り変わっていくもの。この歌も、かつての風景を描いた貴重な資料とも言えますね。
発売当時の話し
もう1つ特徴的なエピソードが。
この歌の発売当時に、三国駅構内にプロモーション用で約100枚のポスターが貼られたのですが、な、なんと、そのほとんど盗まれてしまう事件が発生した様です…。
また、aikoが学生時代からよく立ち寄っている「サンティフルみくに商店街」内のCDショップでは、週間売上が他シングル作品を大幅に抜き1位になったとのこと。
「わが町の曲が出る!」ということは、それだけインパクトがあるんだなと感じさせる逸話です。
- アーティストにとっても思い入れがある曲であること
- 地域で受け入れられたこと
- 歌われている景色がすでに変わっていること
など、ご当地ソングらし逸話を多く持つ一曲ですね。