あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2022年1月】ベストブックは「自分の意見で生きていこう」

今年は、月に2冊は小説を読んでいければと思います。
そして、特に面白かった本は個別でもブログを書いていきたい。

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2661

2022年1月のベストブックは「自分の意見で生きていこう」でした。

たった1分で仕事も人生も変える 自己紹介2.0たった1分で仕事も人生も変える 自己紹介2.0感想
★3.5:自己紹介は、未来→過去→現在の順で伝えるといいらしい。自分が何を目指していて(未来)、そのために今まで何をしてきて(過去)、今何が出来るのか(現在)を伝えることで、その人の全体像が見えるとの事。今何が出来るのかについては「人や社会への貢献」の視点で伝えるとなお良い。自己紹介作りにつかえる自己分析ワークシート的も充実しているので、就活生とかにはよさそう。
読了日:01月07日 著者:横石 崇


ペッパーズ・ゴーストペッパーズ・ゴースト感想
★4.0:対象人物の翌日のハイライトを見る超能力「先行上映」や、猫を虐待した人達に報復する仕事人ネコジゴハンターの「アメショー」「ロシアンブル」など、伊坂幸太郎らしい設定が盛りだくさんのアクション作品。東北イーグルスが出てくるなど、仙台っぽさもしっかり出ているのも良い。ネコジゴハンターの小説を読んでいた檀先生が実際に2人に出会う必然性とか、もう少し壮大な伏線回収があったらなお良かったな。それでもとても楽しかったです。
読了日:01月07日 著者:伊坂幸太郎


トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術感想
★3.5:会議によらず仕事のマインドについての本。会議にしろ上司への説明にしろ、人の時間を奪うんだから出来るかぎり効率的にやれという内容。合理的で納得できるところは多い。ただし、簡潔な説明を嫌って事細かく説明してもらいたがる人もいるのが事実。このやり方を共通認識にするために、ある程度トップダウンでないと成り立たないシステムだなとも思う。
読了日:01月08日 著者:山本 大平


(182)フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書)フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書)感想
★3.5:仕事は16時に切り上げて、長期休暇も十分に確保。家族との時間や自然に親しむことを大切にする生き方はとても理想的に見える。その実現のために「生産性が高める」以外に、どんな社会的な背景があるか知りたかった。日本は仕事が過剰サービスすぎるけど、フィンランドはそれほどじゃないとか。「シス」の精神性や、学びへの姿勢についてはとても興味深かった。学び続けて絶えず新しい事を取り入れていかないといけないな。
読了日:01月10日 著者:堀内 都喜子


森のきのこ、きのこの森森のきのこ、きのこの森感想
★4.0:子供の影響でキノコの魅力に気づいた。本書は写真集であり、図鑑でもあり、キノコ愛好家のためのファンブックでもある。コラムも興味深い。腐った木をエサとするシイタケなどは養殖しやすいけど、生きた木と共存するマツタケなどは養殖は難しいみたい。キノコ愛好家のインタビューもあり、キノコの世界の奥深さも垣間見ることが出来る。
読了日:01月12日 著者:新井文彦


妻のトリセツ (講談社+α新書)妻のトリセツ (講談社+α新書)感想
★4.5:面白かった。女性は子供を産み育てる上で自らを快適に保ち、少しでもリスクを除く必要がある。それゆえ、自分の快不快に敏感で、人の話しに共感することで人から教訓を得ることができると。また、狩りに出る男性を長く待っていた歴史からも、思い出を反芻し未来を楽しみにする力が強いとのこと。予定を早めに立てることでそれを長く楽しみにできる、とてもステキな力だと思った。
読了日:01月14日 著者:黒川 伊保子


メモの変態が手帳をスマホに変えた理由メモの変態が手帳をスマホに変えた理由感想
★3.5:インプット→思考→アウトプットの一連の流れにおいて携帯メモを活用することのススメ。具体的なアプリも多く紹介されている、一太郎padなど初見のものもあり参考になった。オススメの情報収集元もたくさん紹介されているけど、この情報量を確認・処理しているのはすごい。
読了日:01月15日 著者:堀越 吉太郎


「役に立たない」研究の未来「役に立たない」研究の未来感想
★4.0:日本では科学技術という言葉に表されるように、科学は技術のためのものと解釈されてきた、即ち「科学は役に立つ」ものでなければならないと。そして選択と集中の観点から、結果につながるものや説明責任が果たせるものが重宝されてきた。本書は「研究は対象を理解したいという好奇心で、その蓄積が少しずつ世界を変えてきた」と声をあげる。他にも、研究の持続可能性には国家の補助が必須、研究を理解してもらう必要はあるのか、失敗しない道を選ぼうとする研究者が多いなど、盛りだくさんで視座が広がる内容だった。高校の同級生の本でもあるので応援しています。読了日:01月24日 著者:初田 哲男,大隅 良典,隠岐 さや香


自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ感想
★4.5:世の中にあふれる多くのコメントは反応であって意見ではない。意見を持つとは、自ら考えてポジションを取ること。そして意見をもって行動してはじめて、人生のハンドリングができると言う。
せっかくアウトプットするなら、反応じゃなくて意見にしよう。そして何か新しい行動をするにも、意見をもって明確な意志の上で行動しよう。今年は意見を持つ年にしていきたい。という反応的な感想です。
読了日:01月24日 著者:ちきりん


先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則感想
★3.5:本書最大の提案は「スケジュールに目的を書く」こと。これは他の本でも見かけない本書独自の提案です。目的を意識して日々のアクションを行っていく事は、必要な心掛けだと思いました。
読了日:01月25日 著者:野呂 エイシロウ


公民連携まちづくりの実践 公共資産の活用とスマートシティ公民連携まちづくりの実践 公共資産の活用とスマートシティ感想
★3.5:元大津市長が取り組んだ事例の紹介本。公共施設計画を目当てに読んだけど、いじめ対策の取り組みが印象的だった。自治体のDXって、オフィスワークの効率化・メンテナンスの効率化・市民の声をAI分析して行政サービスの改善に反映など、地域差はないと思っていましたが、大津市ではいじめ事件を受けた対応強化としてAIを活用したとのこと。デリケートないじめ対策を、勘や経験に頼らないようにするというのは、なかなか興味深い取り組みだった。
読了日:01月29日 著者:越 直美