この年末年始は、いつもの様に帰省できなかった人も多かったのではないでしょうか。そんな訳で、都会に出た家族を思う気持ちを歌った一曲を。
歌のこと
- タイトル :案山子
- アーティスト:さだまさし
- リリース :1977年11月25日
- 出てくる場所:島根県津和野町の風景
親の心、子知らず。子の心、親知らず。
田舎を出て、都会で一人暮らす兄弟に向けた歌です。親から子供への歌だと思っていたけど、違うらしい。応援する気持ちとともに、家に顔を出してほしいという、親心的な兄弟心を歌いあげています。
歌詞の冒頭では、さださんの原風景である島根県津和野町をもとにした、田舎の風景が綴られています。
城跡から見下ろせば 蒼く細い河
橋のたもとに 造り酒屋のレンガ煙突
この町を綿菓子に 染め抜いた雪が消えれば
お前がここを出てから 初めての春
離れて暮らすと、帰る側も、待つ側も、相手の心の内まではなかなか推し量れないもの。親になってみてハッと気づきましたが、家から巣立っていったとしても、少しでも様子を知りたい、そばに感じたいものですよね。
今になって、学生時代とかもう少しマメに連絡を取ったりすればよかったなと反省もしてしまいました。