多摩ニュータウンをモチーフにした「たまたまニュータウン」。
ニュータウンという、独特の都市文化が歌詞に散りばめられた傑作です。
歌のこと
- タイトル :たまたまニュータウン
- アーティスト:相対性理論
- リリース :2013年7月24日
- 出てくる場所:なし
ニュータウンって
高度経済成長期に、都市労働者の大規模な受け皿として作り出された町。
それがニュータウンです。
ニュータウンに住んでいる人は、色んな所から集まってきたのに、社会的な階層は近しいという不思議な共通点があります。そして、場所への帰属性がない、という共通点があるのも特徴ですね。
ニュータウンはこれまでになかった都市の形だったので、それゆえ存在していなかったご近所問題や都市問題も生み出しました。この歌は、そんな様子を、とても的確なワードセンスで綴っています。
たまたまわたしがそこにいただけ それだけ
たまたまあの日に目があっただけ それだけだったんだニュータウンで暮らす二人の生活に
ニュータイプはお断り 噂の真相のーサンキュー
この歌の舞台は、ニュータウン界でも、最強最大の「多摩ニュータウン」。
場所の持つ独特の空気感を、サウンドと歌詞で抜群に表現した名曲です。