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府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

吉田町の唄/吉田拓郎【新潟のご当地ソング】

吉田拓郎の1991年のナンバー「吉田町の唄」。
歌われる吉田町は、新潟県にある町です。

吉田拓郎が吉田町を歌うとは、何か縁があるのかなと思いますよね。
起こりは、吉田町の若者団体が「吉田繋がり」という荒削りな繋がりで、吉田拓郎に「歌を作って欲しい」と依頼して、なんと実現してしまった企画のようです。

当時のことを記した記事から、以下転載しています。

 今から15年ほど前の話になる。吉田町で当時の一般会計予算の1%を使って若者にイベントを委託し、長期的に人材育成しようという話になった。竹下内閣が「ふるさと創生基金」として自治体に1億円ずつ配布した頃である。当時の吉田町の一般会計が70億円、その1%の7千万円を託された。吉田町若者共和国はいろんな若者の団体の集合体で農協・商工会・地域・役所のいわゆる青年部で構成された。

イベントの企画、立案、実践を通してのひとづくりをめざしたわけだがその一環に地元の歌をつくろうというのがあった。音頭でもおけさでもない曲を同じ吉田町-吉田拓郎という吉田つながりで依頼した。中学・高校・大学と拓郎ファンでフォーククラブでギターを弾いていた私が担当になった。そして受けてくれやすくするために全国に6つ(当時)あった吉田町共通の願いということにした。(下記リンク参照)

結構、これスゴイですよね。

縁はなかったけど「名前が似ている」と言う切り口で、自ら著名人に縁を作りに行くスタイル。とんでもない力技…。

その後、2004年に地域の広場に歌碑が建立され、「ミツカン酢」のCMソングにまでなったようです。

歌も、地域で育つ子供へのメッセージあふれる、すげえ良い曲。
自治体にとっても半公式ソング的に扱えるし、とても興味深い事例です。

吉田町の唄

吉田町の唄

  • 吉田拓郎
  • J-Pop
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