ご当地性のあるワードは「苫小牧発・仙台行きフェリー」のワンワードだけながら、
吉田拓郎の代表的なご当地ソングといえばこの曲「落陽」。
この「苫小牧発・仙台行きフェリー」、学生時代によく使いました。
安いし、夜寝ている内に移動できるし、
本州と北海道を結ぶとても重要な交通手段です。
この歌の内容を見てみましょう。
- 北海道で知り合ったじいさんが、フェリーの見送りに来てくれた。
- じいさんは、サイコロ賭博が好きなろくでなし。
- お土産にサイコロを2つくれた。
「見送りに来たじいさんからサイコロを2つもらう」という状況。
めっちゃ謎です。ぶっちゃけ怖いですよ。
何でこんな状況になったのか予想してみましょう。
主人公が旅の途中でじいさんと知り合うとすれば賭博場。そう!主人公も博打好きで、賭博場に出入りしていたのでしょう。賭博場で出会った以上は、はり合った賭け合ったかつてのライバルと思われます。フェリー港に見送りに来るくらいですから、その賭場での交流を経て何らか友情に近い感情が芽生えたのかな。
ここまで考えてみるとどうでしょう!
このフェリー港での見送りも
「老人が愛用している商売道具を、同じ志を持つ若者に託した」
という、なんだかドラマチックなシーンに見えてきます。
裏道を進む者にしか分からない通じ合うもの…。あるんだと思います!
歌謡曲は、心理描写が深く、設定の説明は省いている事が多いので、妄想が捗りますな~。ちなみに、苫小牧西港フェリーターミナルの売店ではサイコロが売っているようです。
めっちゃシャレてる!