あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2020年3月】ベストブックは「みんなの「わがまま」入門」

図書館が閉館してしまいました 泣
当面は積ん読を中心に読んでいこうかと思います。

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1451
ナイス数:57

今月のベストブックは「みんなの「わがまま」入門」でした!

みんなの「わがまま」入門みんなの「わがまま」入門感想
★4.0:社会運動はわがままだ。だけど、人によっては切実な問題かもしれない。今や普通という言葉でくくれる人はいない、想像できない事情を抱えているかもしれない。/わがままを言う時、人は周りを気にしている。目線が気になって、わがままが言いづらい社会を作ってきた。けど、そんなことは気にしなくていい。自分が当事者じゃないこと言ってもいい。ブレても、ずっと続けなくてもいい。責任も考えなくていい。そして社会が変わらなくてもいい。/それくらいの気持ちで考えれば、世界も、社会運動の捉え方も変わる。
読了日:03月12日 著者:富永京子


死ぬほど読めて忘れない高速読書死ぬほど読めて忘れない高速読書感想
★3.5:本は30分で3回読むという無理難題を勧めてきます。1回目は通して15分で、2回目はドッグイヤーを中心に10分で、3回目はマーカー部を中心に5分で。専門書や初見のジャンルの本ではとても厳しい話で、最初っからマーカーや太字加工がされているビジネス書・自己啓発書向けの方法ですね。ちなみに、この感想は、この本自体を15分ほどで読んでみた感想です。無理難題じゃないかな。
読了日:03月15日 著者:上岡正明


クライマーズ・ハイ (文春文庫)クライマーズ・ハイ (文春文庫)感想
★4.0:新聞社の小説って初めて読んだから新鮮で面白かった、ちょっと長かったけど。後半に投げかけられた「命の重さ」については、それまでの会社都合のゴチャゴチャに対してガッツリちゃぶ台をひっくり返す様な熱い展開。新聞社の面々も、主張は異なれどお互いに向き合って、それぞれの正義を感じ取れ、考えさせられました。最期のエピローグがこれでもかとハッピーエンドだったのも読後感が良かった。ここまでみんなハッピーエンドなの珍しい。
読了日:03月27日 著者:横山 秀夫


欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書)欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書)感想
★3.5:「加齢臭」「女子力」「コギャル」などの社会記号は、意識化すらされなかったこと(インサイト)を言語化・可視化することで生まれる。現象や意識を後追いしているため、人工的なブームではないとの事。悪く言うとレッテル貼りでもあるけど、記号化によって思考が省かれてみんなの共通認識を得やすくなる効果があります。こういった社会記号を生み出す人(雑誌編集、社会学者、コピーライターなどなど)って、世の中を便利にする物を生み出す人と解釈すれば、メーカーと変わらないなと思ったりしました。
読了日:03月29日 著者:嶋 浩一郎,松井 剛


モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方感想
★4.0:モンテッソーリ教育。敏感期と言われる子どもが大きく成長する時期に、子ども自らが成長したいことを選べる環境や、続けられる環境を提供。それによって、自ら選ぶ力・達成感などの非認知能力を養えるようにする教育。成長させる9つの知能・そのための8つの心得・具体的な遊び方など、まとまってて分かりやすかった。これから子どもに芽生える「我」にぶつかった時に、「成長したいんだね」と広く捉えられる心と、物理的な時間の確保で、見守れる体制を用意しとかねば。
読了日:03月29日 著者:伊藤 美佳