あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2021年06月】ベストブックは「やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日」

本の紹介以外が滞ってきているので、8月はまたブログを書きたい。
…と、希望を表明しておきます。

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1688

2021年6月のベストブックは「やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日」でした。


(091)超少子化 (ポプラ新書)(091)超少子化 (ポプラ新書)感想
★3.5:人口は増やさなくていいと思っているけど、子供を産み育てやすい社会は必要。そのために金銭的・サービス的支援は必要だが、そもそも生活様式が子供を産み育て安くなっていないのが大きいと感じる。専業主婦1人で子供を育てる仕組みは昔の話、家庭を軸に子供を育てるのは無茶すぎる。コミュニティで子育てを分担する共同養育か、親が共働きでも無理なく子育て出来る働き方をデザインして、働き方自体をシフトしていくべきと思う。
読了日:06月17日 著者:NHKスペシャル「私たちのこれから」取材班


おやこデート こどもと楽しむおでかけガイド (コドモエBOOKS)おやこデート こどもと楽しむおでかけガイド (コドモエBOOKS)感想
★3.5:大人も子供も楽しめるお出かけが、イラストで紹介されています。四谷にある消防博物館が楽しそうだったから行ってみたい。あと人形劇も良さそう。人形劇って就学前くらいの子供としか楽しめない期限つきのコンテンツだなと思ったので、是非行ってみたい。
読了日:06月17日 著者:杉浦 さやか


旅鉄BOOKS 036 美しき鉄道橋の世界旅鉄BOOKS 036 美しき鉄道橋の世界感想
★3.0:いろんな景色と電車を子供と楽しむように読みました。ローカル線の自然豊かな橋が多め。都市部の文明の象徴的な橋とか、複雑に交差した立体橋をもっと見たいなと思った。
読了日:06月20日 著者:武田元秀


やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日 (講談社現代新書)やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日 (講談社現代新書)感想
★4.5:簡単に見破れないフェイクが、正しい情報以上に溢れるようになったら、ネットは信じられなってしまう。web2.0の時に描かれた集合知を活かす未来とは真逆のことが現れはじめてきている。他にも、AIで作るフェイク動画“ディープフェイク“ や ”フェイクポルノ”は知らなかった話でスゴい驚いた。個人情報をもとにデジタル上の人間を複製する“デジタルツイン”は、少し希望のある内容だった。コントロールできない・見抜くことも出来ない領域が生まれつつあり、とんでもない話を知ることができた。
読了日:06月22日 著者:NHKスペシャル取材班


「時間がない」から、なんでもできる!「時間がない」から、なんでもできる!感想
★3.5:医者をしながら子供を3人育てながら海外留学をしたスーパーウーマンが語る時間の使い方の話。やりたいことがあるなら時間を理由に諦めない、手を出してみれば何とかするために知恵を絞ることになる、との事。時間術を期待したが著者の体験談を中心にした内容でした。スキマ時間をとにかく使うこと、一週間ごとに todoの時間割を組むなどは知ってはいたが改めて取り入れてもよいかも。
読了日:06月24日 著者:吉田穂波


半グレ ―反社会勢力の実像― (新潮新書)半グレ ―反社会勢力の実像― (新潮新書)感想
★4.0:反社法以降に、ヤクザに代わり台頭してきたアングラ組織“半グレ”。明確な定義ができず、活動に応じて離合集散を繰り返すため実態がつかみにくいとのこと。暴走族からつながる昔ながらのヤンキーから、SNSの人気者まで、今やアウトローも多様性があるんだなと思った。一番ショックだったのは、女性を水商売に紹介している集団の話。成長できる環境という理由で犯罪に手を染めていた大学生メンバーもいて、大学卒業後は一般企業に就職し普通に暮らしている人もいるという。
読了日:06月24日 著者:NHKスペシャル取材班


人口減少社会のデザイン人口減少社会のデザイン感想
★4.0:人口減少が進む日本社会の方向性について提言をしている本。地域経済の中で循環すること、みんなが同じスタートラインに立てるよう教育を充実することがポイントと思った。以下は気になった提言。①借金のつけを未来に残さないために消費税を上げる。 ②人生前半の社会保障(教育)を手厚くする。 ③多極集中の都市空間と、コミュニティ空間を重視した歩けるまちづくり。④都市・農村の持続可能な相互依存関係とし再配分を促す。⑤企業行動を「成長拡大」から「持続可能性に」にシフト。 ⑥福祉社会とローカルな経済循環
読了日:06月24日 著者:広井 良典


わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)感想
★3.5:分かりやすく出来るということは、本質を理解しているから削ぎ落とすことが出来ることと。あと図解に出来ることで構造的に理解できていること。理解して、さらに人に伝えるということはとても難しいね。
読了日:06月25日 著者:池上 彰