あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2021年03月】ベストブックは「13億人のトイレ」

今更ながら3月に読んだ本の話です。
小説があまり読めていないなぁ。

3月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2222

2021年3月のベストブックは「13億人のトイレ 下から見た経済大国インド」でした。

超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける (五百田達成の話し方シリーズ)超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける (五百田達成の話し方シリーズ)感想
★3.5:雑談では、事実や個人の意見は重要ではない。お互いに関わる感情的な話をすること。共通の知り合いのような遠い人の話は盛り上がらない。本題がある場合には、不自然に話をぶった切ってもおかしくない。
読了日:03月11日 著者:五百田 達成


圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100感想
★3.5:色んなジャンルのライフハックが書かれた本。家事の仕方や健康法は著者の個性が出ている。酒やカフェインは飲まない方がいい、と言うのは参考にしないけど考え方としては面白かった。同じ値段ならiPhoneよりAndroidのがスペック良い、というのは始めて聞く話だった。
読了日:03月11日 著者:勝間 和代


コンサル一年目が学ぶことコンサル一年目が学ぶこと感想
★4.0:社内にコンサルファーム出身者がいて、研修ではオフィスのショートカットキーを叩き込まれると言っていました。本書と合わせるとそういうもんなんだなと納得感がある。顧客のためにいかに効率的にパフォーマンスを高めるかに徹し、雑談すらしている場合ではないとの事。個別のスキルも興味深い内容だったけど、業界としてのマインドセットを知ることが出来たのが良かった。
読了日:03月11日 著者:大石 哲之


おとなの教養 2―私たちはいま、どこにいるのか? (2) (NHK出版新書)おとなの教養 2―私たちはいま、どこにいるのか? (2) (NHK出版新書)感想
★4.0:前作は教科書的に歴史に学ぶ教養の話が多かったけど、今作は現代教養の側面が強い内容です。ドイツではナチスの反省から、ポピュリズムによる大衆人気が反映されにやすい直接民主主義を避けて、間接民主主義を導入しているそうです。現代日本で置き換えると、投票率が低いのがデフォなので、投票率が急に上がる場合は注意が必要な面もあると知った。
読了日:03月15日 著者:池上 彰


誰かに教えたくなる道路のはなし (SBビジュアル新書)誰かに教えたくなる道路のはなし (SBビジュアル新書)感想
★3.5:都道府県別に橋の数を比較すると、面積が広い県や島の多い県より、大阪や愛知の方が多い。橋はインフラとして高価なので、たくさん作って運用できるのは、都市部なんだな。あと、アスファルト舗装は安価で滑りにくいけど、施工が難しい坂や、照明の反射を意識したトンネル内はコンクリ舗装のほうが適しているとの事でした。へ~。
読了日:03月20日 著者:浅井 建爾


東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣 (単行本)東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣 (単行本)感想
★3.0:東大クイズ王の勉強法を書いた本。大学生が書いた本という感じ。多彩なジャンルの知識を定着させて、アウトプット出来るようにするための手法としては良い本だと思います。高校生・大学生が、自分の勉強法を見つめ直す上では良さそうです。
読了日:03月22日 著者:水上 颯


宝島宝島感想
★3.5:沖縄の戦後史を辿りながら進む、島の若者達の物語。日本本土や米軍基地に翻弄されながら、故郷の島のためにそれぞれの道を進む様子が描かれます。かつての英雄の影を追いながら話は進みますが、若者一人一人が自分の経験と葛藤を通じて、誰かを通してではない、自分だけの道を切り開いていゆく様子がとても魅力的でした。地域の歴史を知り価値観を知る事の大切さも知ることが出来ました。
読了日:03月24日 著者:真藤 順丈


13億人のトイレ 下から見た経済大国インド (角川新書)13億人のトイレ 下から見た経済大国インド (角川新書)感想
★4.0:インドとトイレの話。トイレ整備が不十分なゆえに生じる公衆衛生・治安悪化の問題、カーストの低い層が代々清掃の仕事をしていること、不浄のものは家に置くべきではないという理屈で家用トイレの整備を拒むエピソード、ITベンチャーによる衛生環境改善の取り組み、などなど。点で聞いていたインドの文化・社会について、トイレを切り口に繋がって理解することが出来ました。長きにわたる身分上の課題を、技術が変えていくことが出来るのかは、今後も大いに気になる所です。
読了日:03月29日 著者:佐藤 大介