東京タワー、正式名称「東京電波塔」。
開業は昭和33年、西暦1958年。既に60歳を超える施設となっています。
今回は東京タワー開業の翌年に生まれた、ご当地ソングをご紹介いたします。
歌のこと
- タイトル :東京タワー
- アーティスト:美空ひばり
- リリース :1959年3月
- 出てくる場所:東京タワー、富士山、墨田、伊豆路
200曲の東京タワーソングの元祖
建物を歌ったご当地ソングは数多くあります。その中でも「東京タワー」は、最もたくさん歌われている建物ではないかと思っています。歌詞検索サイトで確認できる範囲でも、200近くの曲が確認できます。これはスゴイ数ですよ。
理由として、2つ考えています。
1つ目。
戦後の文明発展期に登場した施設であり、日本人共通のシンボルであったこと。
そして2つ目。
「東京タワー」という言葉はあくまで“愛称”であり、歌詞として使うことに対するハードルが低かったこと。例えば、商標登録しているスカイツリーは、全面に出して歌うことに対してやはりハードルが生まれているのではないかと思います。
そんな無数にある東京タワーのご当地ソングの元祖であるのが、美空ひばりさんの「東京タワー」。文明の発展に心踊る様子が、とてもストレートに歌われています。
時代の感情をそのまま切り取った一曲です。