岐阜の歓楽街“柳ヶ瀬”を舞台にしたムード歌謡。
美川憲一の「柳ヶ瀬ブルース」
この曲に触れずに、ご当地ソングは語れません!
この曲、いろんな方面にとってターニングポイントな曲となっています。
まず美川憲一にとって。
この曲により、デビューから青春歌謡路線だった彼が、ムード歌謡歌手に転換する転機になりました。
ご当地ソングにとって。
この曲のプロモーションにあたって「ご当地ソング」という言葉が初めて使われたとされています。「ご当地ソング」として誕生した初のご当地ソングという訳ですね。元祖!
そして、なにより柳ケ瀬にとって。
歌の大ヒットによって、街の名前が一躍全国に轟くようになります。歌詞の世界が広まれば、男女が酒を傾けられる夜の街として、大人が集まるようになるのは想像に固くありません。
傑作ゆえ、多くのアーティストがカバーしているので、
自分の好みに合ったバージョンを探すのも楽しいかもしれませんね。