今回は、チェリッシュの「なのにあなたは京都に行くの」
チェリッシュは小さい頃、昭和記念公園で生で見ました。親が好きそうでしたね。僕も結婚パーティの入場曲に使ったり、愛着のあるアーティストです。
さて、この曲。京都に旅立つ恋人を惜しむ、女性視点の歌になっています。
私の髪に口づけをして
「かわいいやつ」と私に言った
なのにあなたは京都へ行くの
京都の町はそれほどいいの
この私の愛よりも
恋人が京都に旅立ってしまう理由が書かれておらず、この様子だと彼女自身も分かってなさそうです。
おそらく「俺、京都に行くから」とだけ伝えてどっか行っちゃったんでしょうね。まったく、ろくでもないやつだ。理由を言わないくらいだから、この女性に本気じゃなかったのかもしれません。
別れの理由が分からない女性からすると、気持ちの持っていき先がありません。その結果、唯一知っている情報「京都」に怒りをぶつけています。
「私より京都がいいの?」は、「私と仕事、どっちが大事なの?」より難易度の高い質問です。
そもそも、こんな男だとホントに京都に行ったか分かりませんね。すると、これは京都のご当地ソングと言っていいのだろうか…。