熱狂的な京都への愛をうたった歌。
それが、つじあやのの「京都アイラブユー」。
1番の歌詞では、歌の主人公が京都が紡いできた歴史に興奮しています。
歴女なのかな。
京都の歴史の奥深さを愛するがゆえに、学生や外国人といった一見さんの観光客に対しては「こいつら、京都の事わかってねえだろ」とマウントまで取り出す始末。
観光客は大事にしてほしいものです。
2番の歌詞では、美しい街並みと、京都の人の魅力を堪能します。
初めて交わす 言葉は優しげで
やけに涼しい瞳の奥に 熱いハート
と出会った京都人を全肯定しているようなフレーズも。
ここまでくると、いけずを言われたり、ぶぶ漬けを出されても気づかなさそうです。
つじあやのの優しい歌声と、軽やかなウクレレでもごまかしきれない
京都への狂信的な愛にドン引きちょっとびっくりしてしまう曲です。
石川や、沖縄や、大阪をテーマにしたら、この歌の構成は成り立たない気がしますね。
「京都ファンなら、ここまで思いこみそう」と思わせてくれる絶妙なライン。
色々な地名も出てきてしっかりご当地ソングをしているけど、うっすらと流れる「京都ならでは」の温度感。なかなかの怪作です!