稚内出身のバンド galileo galilei(ガリレオ・ガリレイ)。
現在は解散してしまっています。
紹介するのは、彼らの故郷「稚内」を冠する曲です。
歌詞の中には具体的な地名や、町の様子は一切出てきません。
その代わりに、デビュー前の彼らの心情。つまり稚内で暮らしていた時の気持ちが、ありあり歌われる内容になっています。
これから音楽で道を開いていくことを「パレード」と表現して、
冬の北海道を感じさせる落ち着いたロックに乗せて、優しく歌いあげています。
近年のご当地ソングでは、地元愛に溢れた曲がある一方で、
この歌が「退屈な街」と表現するように、地元に対するコンプレックスを感じさせてくれる歌もあります。
原点を歌い上げる曲に地元の名をつけることで、
気恥ずかしさに似た地元愛が感じとれる一曲です。