数多くのご当地ソングを歌っているボーカルグループ、デューク・エイセス。
ご当地ソングに関する球数や守備範囲は、
“ご当地ソングの女王”と呼ばれる水森かおりよりも多種多様に広く、加えて長いキャリアを誇っていることから、ご当地ソングの四皇とも呼べるグループです。私が個人的に呼んでいます。(イメージとしては、五老星のがしっくりくるけど4人組でした)
そんな彼らが歌った宮崎の歌が「フェニックス・ハネムーン」。
新婚旅行で南国宮崎にやってきた夫婦の、愛の契りを歌いあげた作品です。
この曲、宮崎駅の発車ベルにもなっており、宮崎ではド定番なご当地ソングとなっていますが、このほとばしるレトロな渋さがたまりませんね。
宮崎にハネムーンに行くことや、ドッシリとした昔ながらの恋愛感な歌詞は、今の若者には全っったく感情移入できないだろう時代遅れな内容とは思います。
しかし、その時代遅れさが、歌が登場した昭和の世相を深く反映しており、昔の映像を見ている様な懐かしい気持ちにさせてくれます。
歌は時代を映す鏡。
歌から、かつての街の姿を垣間見ることができるのも、ご当地ソングの味じゃないでしょうか。