あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2019年10月】ベストブックは「空飛ぶタイヤ」

パソコンぶっ壊れてたので、めっちゃ遅ればながら、10月期の読書報告です。

10月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2658
ナイス数:118

 10月のベストブックは「空飛ぶタイヤ」でした。



生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの感想
★3.5:ちきりんが、本人名義で生産性マインドを伝えてくれる本。人事の生産性の話がとても印象的。生産性が高い採用とは、説明会参加者や応募者人数が増えるのではなく、内定すべき数人だけが申し込む状態のこと、うむ、なるほど!前職の採用では数を追っている所があり、全方位にいい顔しがちだった。徐々に採用人気も落ちてきていたところからも、生産性の高い採用から遠ざかっていたのかなぁと。新職では、時間が限られつつも短期的に小まめなアウトプットが必要なこともあり、生産性を上げるべきタイミングで、良いものが読めました。
読了日:10月06日 著者:伊賀 泰代


神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り感想
★3.5:【要旨】ありたい未来の自分のマインドで物事をを考える。そのために必要な、数か月後、数年後に状態を明確に設定する。成功した時点のマインドに変われば、自然と必要な情報が目に入り、必要な行動をとるようになる。 【感想】引き寄せの法則ってうさん臭く思っていたけど、こうやって脳科学的に考えると、マインドが変われば、見え方や動き方が変わる、そんなことはあり得そう。将来の自分をイメージした写真を毎日眺めると、脳がその気になるってのは面白かった。
読了日:10月07日 著者:星 渉


ポジティブ・チェンジポジティブ・チェンジ感想
★3.5:「自分を変えるのに、頭も根拠も気持ちもいらない」「行動を変えることでしか人は変わらない」として、変わるためのノウハウを記した本。◼️人は計画をたてると満足する、計画をたてずに行動する方がいい場合もある◼️新しいことを日々実践し、変化を受け入れることに慣れる。新しいことを探す習慣化する◼️安全であろうとして変化を避ける習性が備わっているが、現代では変化したからといって危険じゃない◼️恥ずかしい経験をあえてすると心が強くなる。失敗したときの心の処理方法を学べる
読了日:10月08日 著者:メンタリスト DaiGo


七つの会議 (集英社文庫)七つの会議 (集英社文庫)感想
★4.0:池井戸作品では珍しい群像劇。章ごとに主人公が代わり、みんな弱さ危うさを持っている存在として描かれていました。勢いとかヒーロー性には欠けるけど、実際の社会人で、一本筋を通している人なんて珍しいからこんな感じかも。日本的な会社システムが最大の敵なのかもしれません。ドーナツが物語の仕掛けになると期待してたから、そうじゃなかったのが、ちと寂しい!
読了日:10月16日 著者:池井戸 潤


公共R不動産のプロジェクトスタディ:  公民連携のしくみとデザイン公共R不動産のプロジェクトスタディ: 公民連携のしくみとデザイン感想
★4.5:公共施設を、もっとオープンに民間と手を取り合って使おう。とてもワクワクさせられる事例たちだった。隅から隅まで開発されてしまった都市で、これからは人がどんどん減っていく。そんな世界でも、イキイキと暮らせる場を届けるための知恵の数々。これから僕はこんな仕事に取り組みます。
読了日:10月17日 著者:馬場 正尊,飯石 藍,菊地 マリエ,松田 東子,加藤 優一,塩津 友理,清水 襟子


「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書感想
★3.5:東大読書に必要な5つの力は、ビジネスで必要と言われる力にそのまま置き換えられるなとおもった。①読解力=仮説力 ②論理的思考力=構造思考力 ③要約力 ④客観的思考力=メタ認知力⑤応用力=アウトプット習慣。本書で紹介されている付箋をつくってまで読むことはないけど、読書とは取材、という考え方は意識して見たいと思った。
読了日:10月20日 著者:西岡 壱誠


空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)感想
★4.5:下巻と合わせて一気読み、面白かった。
読了日:10月24日 著者:池井戸 潤

 

 


空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)感想
★4.5:重厚な企業小説でありながら、二転三転の展開の息をつかせぬ展開のエンタメ小説でもあり。題材になった三菱自動車リコール隠しはよく知らなかったのですが、当事者企業内や関係先に思いを馳せると、とんでもない不祥事が実在したんだなと、小説よりも奇なる現実に結構ショックを受けました。池井戸小説を読むたびに、日本的な会社システムが怖くなりますね…コワコワ…。働く上で、生きていく上で、何を大切にしたいのか、いつも考えさせられます。
読了日:10月24日 著者:池井戸 潤