渋谷がかつて文化の発信地だった
…のかは八王子育ちの僕にはよく分かりませんが、
昨今では、ワールドカップ、ハロウィン、年越しイベントと、バカ騒ぎイベントの中心地というイメージになってしまいました。
山手線にパリピがたくさん乗っていれば「こいつら、渋谷から乗ってきたな」
と思ってしまうくらい。そのくらい、ここ数年で渋谷にはパリピイメージが出来上がってしまいました。
今回の曲はDAOKO「ShibuyaK」
時代とともに移ろう渋谷の実態の無さを、とても的確に表現している曲です。
特にこんな歌詞とか。
なんでもあるけど なんいもないな
帰る場所は此処 皮肉だね
時代と若者の先端であるがゆえ地に足のつかない街。
特別思い入れがある訳じゃないのに、集まるのはいつもここ。
街と人が、お互いにつかみどころを得ていないながら、共依存になっている。
抽象的で説明しきれないんだけど、僕の渋谷イメージとめっさ合致する歌詞なんです!
サウンド面でも、レトロさのある音の上にDAOKOの今らしいボーカルが乗っているのがすげえ渋谷っぽい。
街自体がそこまであか抜けないのに新しいものばかり入ってきている感じ
おんぼろOSに最新アプリがインストールされ続けている感じ…
この気持ち、少しでも伝わっていたら幸いです。