あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

土木学会誌9月号のはなし

僕は、工学部の土木学科卒です。

学生時代はよさこいをする傍らで、土をこねたり、コンクリートを混ぜたり、水を流したりしていました。

就職してから長らく土木学科出身という事を忘れていたのですが、転職してからインフラとの関わりが深くなってきて、土木学科のことをふと思い出します。そういやそうだった…
思い出したついでに、業界の動向やアカデミックな動きも知ろうと思いたち、年始には土木学会に加入した訳です。そして、ついてにドボクのラジオというコミュニテイFM番組も聴きはじめました。これがまた面白い。

学会加入とは言うものの、集まりに参加するわけでも、論文を書くわけでもありません。あくまで論文を読んで情報収集をする程度になっています。
それはそれで価値があるんだけど、せっかくならもう少し有効活用したいと思ってきました。

そんな訳で、興味外のことも意識的に学んで血肉にしていこうと思い、月刊の会報誌を読んだ感想を(出来れば毎月)書いていこうと思います。
恐らく、みんな興味ないと思うけど、出来るだけ一般的な話にもっていこうと思うのでよかったらお付き合いください。

9月号のテーマ「首都圏インフラのビッグ・ピクチャー」

首都圏のインフラ整備の歴史や、現在進捗中のプロジェクトが紹介されていました。
そんな中で、目を引くのが災害対策関係です。
いろんな災害がありますが、ここ数年で目を引くのは水害です。大きな水害の話題が増えてきていますよね。

関東の水害対策は、江戸幕府の開府までさかのぼり、徳川家康が利根川をグイッと曲げたのは有名な話です。それはもう、水害との戦いは長い歴史なんですね。
それでも!それにも関わらず、これまででは想定できなかった災害が発生してしまっているのがここ最近の状況です。多摩川ヤバイ!武蔵小杉が汚ねえ!みたいな事もありましたが、その時をさらに予想を超える水害がこの秋に発生してもおかしくないんですよね。

更なる災害対策のためにはインフラを強化する必要がありますが、その際には地域住民の理解と協力が欠かせません。その一方で、昔より地域住民の意見は強くなっていると感じます。
地域住民の意識が向上したのか、クレーマー的な声が増えたのか、以前よりも声を細かく拾わなきゃいけなくなったのか、色んな理由があるので何とも言えませんが…
インフラ強化において、この「地域住民の理解を得ること」がこれから一番のボトルネックになりそうだなと感じた次第です。

ではまた!