歌は、詩でもあるとともに、物語であってほしい。
なので歌の中で、内容が展開するものが好きです。
さらにさらには、同じメロディラインで、少しだけ言い回しを変える。
そしたら100点満点ですね。
その好みに気づいたのは、BUMP OF CHICKENの「オンリーロンリーグローリー」
【1番】
オンリーグローリー 君だけが貰うトロフィー
特別じゃないその手が 触ることを許された光【2番】
オンリーグローリー 僕だけが貰うトロフィー
一人に凍えるこの手が 温もりと出会う為の光【3番】
オンリーグローリー それこそが狙うトロフィー
特別じゃないこの手を 特別と名付ける為の光
主人公が塞ぎがちな状態から、自ら立ち上がっていく内容なんだけど、歌詞が進むごとに、栄光になぞらえたトロフィーの特別性が増していき、主人公が前向きになっていく事を感じさせてくれます。
同じキーワードを使いながら少し変えることで、成長を感じながら曲的にも盛り上がる。とても良い構成ですよね!
最近だと、ビッケブランカの「slave of love」がよかったです。
恋の悩むことを奴隷として歌ったものですが、少しずつ言い回しが変わっていきます。
【最初】もう解き放たれたいんだ あんなもの一生しないから
【途中】もう解き放たれたいんだ とっくに気づいてる
【最後】この恋が最後だよ もうしないから
最初は「もう恋なんてしない、勘弁してくれ!」と槇原まがいの事を言っていますが、徐々に恋愛におぼれている事を認め、最後は「これがラストの恋!」と恋を肯定しています。「しないなんて言わないよ絶対」的な、やっぱり槇原まがいの雰囲気で終わります。
マッキーいいですよね。
こんな歌詞の歌あったら教えてください!!