有名な本ですが、実家での暇つぶしに読んでみました。
数年前のベストセラーという事で、
「全くの素人でも会計の仕組みが理解できる本」という理解で読んでみました。
その結果、その通りでした(笑)
「会社にとって、会計とはどんなもので、どんな役割を持っているんですよ」 と、
専門に寄らないように概要を伝えてくれる本です。
なので、 既に会計を勉強している人には無用の長物で、
かくいう私も多少会計を勉強し始めているので、
特段真新しい点はなく、丁寧だな、という感じで読ませていただきました。
ある種、今の池上ブームのさきがけ的なもので、
「よく耳にして、大切な事だとは思っているけど、とっつきにくい事」を
ややこしい仕組は排除し、バクッとしたイメージを伝えてくれます。
勉強していると 「こういうことか〜」って急に分かる瞬間が醍醐味なんだけど、
そこまでのハードルが高かったりするから、人を遠ざけている分野がいっぱいあるかと思います。
だけど池上ブームは、「細けえこたぁいいんだよ」の精神で、
とり合えず全体をお知らせして 「知りたいやつは深遠へおいで」と、
物事の間口を広げる。
その効果は不明だけど、
今まであまり人が寄ってこない世界に、関心が寄せられたりしているなら
とてもナイスな事なのかなと思います。
池上さんは3月で引退しちゃう噂なので
ポスト池上が誰なのかも気になりますね!