あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

何回も繰り返し僕ら乾杯をしたんだ

先日、お友達のめんまちゃんの結婚式2次会に行ってきました。
イン仙台。

美しいめんまちゃんの晴れ姿を見れたり、久々の友達に会えたり、とても楽しい会でしたが、特に印象的だったのは両方の友達。

いろんなコミュニティから集まった幅広い年齢の人たちが、みんな各々に凝った余興を準備していて、全力で2人をお祝いしたいという思いが溢れていました。素敵な友達ばかり。
2人の暖かい人となりゆえなんだろうね、幸せな時間だったわけです!

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式のBGMは、旦那さんがファンだとかでミスチルが中心。懐メロも多くてよかったな~。退場には名曲「擬態」がかかりました。

久々に聞いたもんで、テンションが上がりました!

 

この擬態、1,2番だけだと何を言っているかよくわからなくて特にコメントはないんだけど、感想の後のCメロで、曲のテーマを急にがっつり説明するのがいいんだよね。

富を得た者はそうでない者より  満たされてるって思ってるの?
障害を持つ者はそうでない者より  不自由だって誰が決めんの?
目じゃないとこ  耳じゃないどこかを使って  見聞きをしなければ
見落としてしまう  何かに擬態したものばかり

ご存知の通り何十年にも渡ってJ-POPのトップランナーというだけあり、こってりしたラブソングから、社会風刺の効いた曲までレンジも広いですが、この最後のサビの前にがっつり言いたいことを言う感じ、「難しい言い方しちゃったけど、こういうことなんだ。それを踏まえてもう一回サビ聞いて!」ってなミスチルの魅せ方の持ち味。
すごい、いいですよね!

 

「掌」も同じような構成だけど、「下ネタソングかと思ったらメッセージソングです。けど、恥ずかしいから下ネタに戻しちゃお」みたいのもいい。

ひとつにならなくていいよ  認め合うことができればさ
もちろん投げやりじゃなくて  認め合うことができるから
ひとつにならなくていいよ  価値観も  理念も  宗教もさ
ひとつにならなくていいよ  認め合うことができるから
それで素晴らしい

 

 

パーティの中でたくさんのラブソングとラブムードで溢れていましたが、おそらくかかっていなかった僕の一番好きなミスチルの曲をめんまちゃんに送り、今回は結び。

おめでとう!乾杯!

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江戸川コナン…探偵さ!

このGW、奥さんがずっと名探偵コナンを見ていました。
撮りだめた映画だったり、漫画だったり。

聞くところによると結構話が進み、真相に近づいているらしい。
まじか…一生終わらないと思ってた。

 

僕は映画版はほとんど見たことなくて、知っている事といえば「時計仕掛けの摩天楼」って響きと、必ず「らーーーーーーん!!!!」ってシーンがある事くらい。

聞くところによる映画だと、アガサ博士のヒミツ道具が大活躍。その数も相当数に及んでいるようでした。

定番の、

  • キック力増強シューズ
  • ターボエンジン付スケートボード
  • 蝶ネクタイ型変声機
  • 犯人追跡メガネ
  • 犯人追跡用ボタン型発信機
  • 時計型麻酔銃

から、うっすら見たことがあるような

  • イヤリング型携帯電話
  • 探偵団バッジ
  • ボタン型スピーカー
  • 腕時計型ライト
  • 盗聴機能付カフスボタン
  • ボイスレコチェンジャー

さらには、そんなのあるんかいという、

  • 小型酸素ボンベ
  • 風邪と同じ症状をだす薬

に加え、幻のアイテム

  • 弁当型携帯ファックス

まで多種多様。

 

漫画連載開始から20年がたってしまったため、時間の流れから切り離された米花町と、現実社会での科学の進歩のギャップにより、作中のアイテムが携帯電話の進歩に追い越され、「大体スマホで代用できる」事案が発生してしまいました。

幻のアイテム  弁当型ファックスは、当時は「何でファックスと弁当を一緒にしてるんだよ!」という突っ込みだったはずなのに、今や「今更ファックスなんか使わねえよ!」という突っ込みの質の変化まで発生してしまいました。

 

原作ではそんなに見た記憶のないアイテム

  • どこでもボール射出ベルト
  • 伸縮サスペンダー

あたりが、無限に膨らむクッション製造機と無限に伸びる固定具として、現代でも通じる万能アイテムとなっているようでした。 

やばいですねアガサ博士。やばい。

 

 

ヒュドラとヤマタノオロチ

新婚旅行の移動中は飛行機の中で映画を見まくったのですが、一度見ていた「君の名は」や「シン・ゴジラ」も見られたので、名シーンを何度も巻き戻しながら鑑賞し、繰り替えし感動しました。
前前前世は10回くらい聞きましたよ。たきくーん!

国際線だからか、英語字幕も勝手に表示されちゃうので合わせて見てたんだけど、シン・ゴジラで目にとまった事が。

 

作中後半で、ゴジラを倒す作戦は「ヤシオリ作戦」と名付けられています。薬品を投与して凍結させようという作戦。

この「ヤシオリ」というのはどうやら、日本書紀の中でスサノオノミコトヤマタノオロチを退治するために、八塩折(ヤシオリ)の酒を飲ませて眠らせる神話になぞらえています。

薬品を投与する作業車も、神話の中で眠らせたオロチを殺す剣「天羽々斬」から引用して「アメノハバキリ」というコードネームで呼ばれています。

 

この「アメノハバキリ」、英語字幕だと「Hydra Slayer」と表記されているのね。

ヒュドラ殺しっ!

アメノハバキリも洒落た引用だけど、意味を押さえた更に洒落た英訳ですね!

 

 

…と見たときは思ったんだけど、ヒュドラってヤマタノオロチなの?

ギリシャ神話の怪物Hydra(ヒドラヒュドラ、ハイドラ)は首を複数持つ蛇の怪物として、ヤマタノオロチとほぼ同じ形状の化け物のため、ファンタジー作品で関連付けられるようだけど、直接的な関係はないみたい。

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ヒュドラwikipediaから)   ヤマタノオロチ(よくわからんサイトから)

 

別もんだけど、ちょうど同じようなデザインだからイコールにしちゃえみたいな。

似たような感じで、竜=ドラゴンになっているけど、日本の竜(シェンロンとか日本昔話のOPで坊やがのっているみたいな奴)と、海外のドラゴン(リザードンみたいなデザインの奴)も、出所違うだろうからイコールかというと微妙だよね。

 

江戸時代位に英語を学んだ人が
「ドラゴン? 空飛ぶ爬虫類の事だから日本でいうと竜だな!」
って決めたのかな。

シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

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それこそが狙うトロフィー

歌は、詩でもあるとともに、物語であってほしい。
なので歌の中で、内容が展開するものが好きです。

さらにさらには、同じメロディラインで、少しだけ言い回しを変える。
そしたら100点満点ですね。

 

その好みに気づいたのは、BUMP OF CHICKENの「オンリーロンリーグローリー」 

【1番】
オンリーグローリー 君だけが貰うトロフィー
特別じゃないその手が 触ることを許された光

【2番】
オンリーグローリー 僕だけが貰うトロフィー
一人に凍えるこの手が 温もりと出会う為の光

【3番】
オンリーグローリー それこそが狙うトロフィー
特別じゃないこの手を 特別と名付ける為の光

主人公が塞ぎがちな状態から、自ら立ち上がっていく内容なんだけど、歌詞が進むごとに、栄光になぞらえたトロフィーの特別性が増していき、主人公が前向きになっていく事を感じさせてくれます。

同じキーワードを使いながら少し変えることで、成長を感じながら曲的にも盛り上がる。とても良い構成ですよね!


 

最近だと、ビッケブランカの「slave of love」がよかったです。

恋の悩むことを奴隷として歌ったものですが、少しずつ言い回しが変わっていきます。

【最初】もう解き放たれたいんだ あんなもの一生しないから

【途中】もう解き放たれたいんだ とっくに気づいてる

【最後】この恋が最後だよ もうしないから

最初は「もう恋なんてしない、勘弁してくれ!」と槇原まがいの事を言っていますが、徐々に恋愛におぼれている事を認め、最後は「これがラストの恋!」と恋を肯定しています。「しないなんて言わないよ絶対」的な、やっぱり槇原まがいの雰囲気で終わります。

マッキーいいですよね。
こんな歌詞の歌あったら教えてください!!

スターシステム

という言葉があります。

起用する人物が持つ魅力・集客力などを見込んで物事を企画・運用する方法。演劇・映画界が元らしいですが、ミッキーがいろんな話の主役をした映画とか、マリオがスポーツしているゲームとかも、全部スターシステムの一環らしい。

マリオは、ガチャピンばりにどんな事にも体張りますからね。
こんなCMも出てきたくらい。

 

漫画では手塚治虫が代表的で、作品によって名前は違うけど、いろんな作品に鼻の大きいおじさんとか、ヒゲのおじさんが出てきます。同じ役者が違う役を演じているかのように、あえて同じキャラデザを使っているとの事らしい。

 

ブラックジャックの師匠:本間先生
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火の鳥の猿田博士
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この言葉を知ったのが、マガジンでやっているフェアリーテイルに“ジークレイン”ってキャラが出て来るんだけど、これが同じ作者の前作RAVEのジークハルト”と同じキャラデザなんだよね。

ジークレインが出てきた時に、なんか裏の意味があるのかなと調べると、特に設定上の繋がりはなく、半分ファンサービスであえて同じキャラデザを使っていて、それ即ちスターシステムだと知りました。

フェアリーテイルが終わりそうって聞いた今、なぜかふと思い出し書きました。

 

スターシステムの例を説明してるサイトで事例で上がってないけど、あだち充の漫画もスターシステムだと思うけどどうかな。

みんな勝手に書き分けられてないだけって解釈してるんだろうけど、全く失礼な話だ! 

H2〔文庫版〕  1 (小学館文庫 あI 61)

H2〔文庫版〕 1 (小学館文庫 あI 61)