あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

それこそが狙うトロフィー

歌は、詩でもあるとともに、物語であってほしい。
なので歌の中で、内容が展開するものが好きです。

さらにさらには、同じメロディラインで、少しだけ言い回しを変える。
そしたら100点満点ですね。

 

その好みに気づいたのは、BUMP OF CHICKENの「オンリーロンリーグローリー」 

【1番】
オンリーグローリー 君だけが貰うトロフィー
特別じゃないその手が 触ることを許された光

【2番】
オンリーグローリー 僕だけが貰うトロフィー
一人に凍えるこの手が 温もりと出会う為の光

【3番】
オンリーグローリー それこそが狙うトロフィー
特別じゃないこの手を 特別と名付ける為の光

主人公が塞ぎがちな状態から、自ら立ち上がっていく内容なんだけど、歌詞が進むごとに、栄光になぞらえたトロフィーの特別性が増していき、主人公が前向きになっていく事を感じさせてくれます。

同じキーワードを使いながら少し変えることで、成長を感じながら曲的にも盛り上がる。とても良い構成ですよね!


 

最近だと、ビッケブランカの「slave of love」がよかったです。

恋の悩むことを奴隷として歌ったものですが、少しずつ言い回しが変わっていきます。

【最初】もう解き放たれたいんだ あんなもの一生しないから

【途中】もう解き放たれたいんだ とっくに気づいてる

【最後】この恋が最後だよ もうしないから

最初は「もう恋なんてしない、勘弁してくれ!」と槇原まがいの事を言っていますが、徐々に恋愛におぼれている事を認め、最後は「これがラストの恋!」と恋を肯定しています。「しないなんて言わないよ絶対」的な、やっぱり槇原まがいの雰囲気で終わります。

マッキーいいですよね。
こんな歌詞の歌あったら教えてください!!

スターシステム

という言葉があります。

起用する人物が持つ魅力・集客力などを見込んで物事を企画・運用する方法。演劇・映画界が元らしいですが、ミッキーがいろんな話の主役をした映画とか、マリオがスポーツしているゲームとかも、全部スターシステムの一環らしい。

マリオは、ガチャピンばりにどんな事にも体張りますからね。
こんなCMも出てきたくらい。

 

漫画では手塚治虫が代表的で、作品によって名前は違うけど、いろんな作品に鼻の大きいおじさんとか、ヒゲのおじさんが出てきます。同じ役者が違う役を演じているかのように、あえて同じキャラデザを使っているとの事らしい。

 

ブラックジャックの師匠:本間先生
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火の鳥の猿田博士
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この言葉を知ったのが、マガジンでやっているフェアリーテイルに“ジークレイン”ってキャラが出て来るんだけど、これが同じ作者の前作RAVEのジークハルト”と同じキャラデザなんだよね。

ジークレインが出てきた時に、なんか裏の意味があるのかなと調べると、特に設定上の繋がりはなく、半分ファンサービスであえて同じキャラデザを使っていて、それ即ちスターシステムだと知りました。

フェアリーテイルが終わりそうって聞いた今、なぜかふと思い出し書きました。

 

スターシステムの例を説明してるサイトで事例で上がってないけど、あだち充の漫画もスターシステムだと思うけどどうかな。

みんな勝手に書き分けられてないだけって解釈してるんだろうけど、全く失礼な話だ! 

H2〔文庫版〕  1 (小学館文庫 あI 61)

H2〔文庫版〕 1 (小学館文庫 あI 61)

 

 

 

東北新幹線の車窓から

友達の結婚式で仙台に行ってきました。
移動はもちろん新幹線。みんな新幹線ってどう過ごしてますかね?

仙台への道のりは1時間半~2時間くらい。
時間を有効に使おうと、いつも本を持ち込んだりするんだけど、気づけば音楽聞いてぼーっと外を眺めている事が多くなってます。

 

そんなもんだから、窓の外に見えるものを全部説明してくれるサイトがあったら面白いなって探したけど、下のリンクくらいしかなかった。

3時間車窓だけを撮った動画がある位だから、「徹底解説!東北新幹線の車窓(東側編・西側編)」ってサイト誰か作ってくれないかな。

 

そんなこと考えながら、写真をとってみました。

 

東京~大宮間で、これから仙台へ行く人に向けて萩の月の広告が。

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沿線には、結構大きめの工場が多い。

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畑と田んぼも多い。多分、宮城高専のあたり。

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かつて、うつよさin郡山で踊ったイオン。

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長町の発展は、新幹線で気づく。サーカスの屋根みたいのも見えた。

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【マンガ感想】あなたのことはそれほど…

今期ではじまったドラマ「あなたのことはそれほど…」

第1話を見たら続きが気になって、無料の原作漫画1巻を見たら、さらに続きが気になってしまい、全4巻読んでしまいました。

この「あなたのことはそれほど…」に続く言葉は「好きじゃない」しかないんだけど、それを言いきらない残酷さがありますね。

 

クズばかりが出てくるひどい話です。
カイジよりもクズぞろいです。

  • 渡辺美都:
    → 中学生の時の初体験の時の相手、光軌を思い続けているビッチ。
      再会を機にタガが外れる。そもそも、なぜ結婚したのか。
  • 渡辺涼太:
    → 奥さんが浮気しようが、よそで子供を作ろうが、びた一文ぶれずに愛し続けるサイコ野郎。
  • 有島光軌:
     → 奥さん麗華を特別に思いながらも浮気を続ける掴みどころのない男。
  • 有島麗華:
     → 唯一の常識人

ひどい話なのですが怖いもの見たさで、一気読み。ウシジマ君読んだときみたいに、ちゃんと生きなきゃなダメだなって気持ちになります。少女漫画が、闇金と同じ読後感ってどうなんだという話ですが、強烈に印象には残りました。

ドラマはミスキャスト感もあるけど、お試しくだされ!

天才の所在

早稲田アカデミーの広告が話題となっていますね。
芦田愛菜ちゃんを起用し、「天才はいない」というワンフレーズ一発勝負。

 

天才子役ながら難関私立にも合格してしまう、あからさまな天才イメージの子なのに「この子も努力してるんだよ」っていう見せ方は、ギャップ&インパクトがありますね。

これには、やしろ優もびっくりでしょう。

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「天才」に関する名言って好きなんですよね、わたくし。

憧れでもあり、恐れを抱く対象でもあり、天才というフレーズには得も言われぬ魅力を感じます。「自身で気づいていない何かの才が眠っているんじゃないか…」そんな気持ち、皆さんもありませんでしたかね?僕は今でも思ってますよ。眠り続けて起きなくなってしまっただけの才能があるはずだと。

そんな気持ちを思い出して、天才や受験にまつわる名言サイトを見ていたのですが、予備校や受験のキャッチフレーズは、どちらかというと努力を訴えるものばかり。

 

努力すれば手に入るものは手に入れなきゃだめなんだ/四谷学院

ライバルはたった一人。自分だ。/河合塾

おそらく天才でない君、努力の天才であれ/東進ハイスクール

 

受験って才能というよりは、テクニックと場数による積み重ねの世界。これまでと同じく努力を勧める内容でありながら、僕のような“天才”好きをひっかける「天才はいない」というフレーズ。

とんちが効いていて、とてもいいですね。