特撮好きなOLの、日常系コメディ。
「トクサツガガガ」
この作品内での特撮は、ウルトラマンとかゴジラとかの怪獣ものより、戦隊ヒーローとかメタルヒーローをピックアップしています。自分がリアタイで見ていたのは、
- 戦隊ヒーローなら、ライブマン~ジェットマン、
- メタルヒーローなら、ジャンパーソン~ビーファイターカブト
毎週日曜の朝8時、親が寝ている内にこっそり起きて、コタツから顔だけ出しながらママレードボーイとセットで見ていたのはいい思い出ですね。
(親は9時頃になるとモゾモゾと起きてくる)。
干物OLの日常のあれこれを、全部特撮に絡めていてめちゃ笑えます!設定やストーリーのあるあるから、関連おもちゃやイケメン俳優まで、特撮にまつわるあらゆるエピソードがモリモリ。主人公の仲村叶ちゃんがハマっている作品「獣将王(ジュウショウワン)」の設定が細かいのもお見事ですな。
大人になると、好きなものをオープンに言えない事はよくある話。それが子供っぽい趣味であれば尚更。世間体があるもんだから、好きなのに隠しちゃう。仲村ちゃんも日々そんな葛藤と戦いながらオタ活をしています。お洒落で、大人っぽくて、意識高い趣味だったらFacebookで書けるんだけどね。
昔に比べれば、サブカル趣味も市民権を得ていて、大人で楽しんでいてもおかしくないけど、会社とかオフィシャルなコミュニティでは大っぴらにできなかったり。本当は、感想とか思い出とか言いあいたいのに。
僕もそんな思いから、このブログをやっていたりします。
ブログタイトルも、
「サブカル趣味は俺がここに残って引き受けて、もう少し楽しんでいく!お前らは先に大人の趣味の世界でFacebookを更新しておいていてくれ!」
といったイメージで、テンプレのセリフに絡めて付けたものでした。
(Facebookを憎んでいるように見えるけど、そっちも大好きですよ笑!)
新しい趣味を作りたいとかも思うけど、同じようなものも追っかけ続けちゃうのよね。
作品の中のセリフですが。
子供に向けられた物語だからこそ、「優しい大人になりなさい」という思いが、たくさん込められていて、ずるい大人になってしまいそうな時、自分のあり方にハッとさせられる。
メインターゲットが子供のものでも、かつて子供だった大人にもちろん届いている。
変わらぬ気持ちを残したまま、社会に出た子供たちに。