あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

2人を結ぶジャンボフェリー/早見にな【香川のご当地ソング】

今回は、ちょっとニッチなご当地ソング。
フェリーの中で流れる曲をご紹介します。

瀬戸内海を渡り三宮~高松を結ぶ、ジャンボフェリーの船内で流れるテーマソング、
曲名はズバリ「2人を結ぶジャンボフェリー」です。
(2人って誰と誰やねん。)

学生の頃、高知のよさこい祭りに参加するために、
青春18きっぷを使って、仙台から高知まで鈍行列車を乗り継いで移動しました。
20前後の若い体だから耐えられましたが、今思うと体力的に地獄の旅でした。
今やったら体が砕け散りますね。爆散しますよ。

仙台を始発で飛び出し、ひたすら電車に揺られ、夜にはなんとか三宮まで辿り着きます。三宮からはこのジャンボフェリーの出番! 船で、夜のうちに四国入りをします。

始発に乗るために朝4時起きの疲れ切った体で、深夜1時になんとか乗船。
舟に乗ったら乗ったでテンションが上がり、気付けば3時くらいまでおしゃべりして眠りにつきましたが、高松に着くのは5時前!
なんと…2時間も寝れないではありませんか!

「もっと寝かせてよ…」

と悲鳴を上げる体に向けて、船内では容赦なくこの歌が爆音でリピートされ続けます。
脳に響き渡る大音量で強制的にたたき起こされた僕らは、まだ薄暗い四国の地に放り出されたのでした。

しかし翌日、元気に四国観光をする学生の姿が!

本当に驚異の体力でしたね。
今やったら、体がはじけ飛びますね。爆散ですよ。

 

トラウマの様に耳に焼き付いている曲。
それがこの「2人を結ぶジャンボフェリー」
ジャンボフェリーに乗る機会がある際には、是非深夜便をお試しいただき、
この曲でたたき起こしてもらってください。

西藤公園/back number【群馬のご当地ソング】

群馬出身の3ピースバンド back number。
女々しくも愛おしい歌を歌わせたら、彼らの右出る者はいません。無双です。

あと、冬の歌も強いですね。毎年、心にしみるウインターバラードを届けてくれます。
まるでサンタクロースの様。ホーホーホー。


今回の歌は、彼らの地元の西藤中央公園の名を冠した「西藤公園」。
back number の得意技、「冬」「淡い片思い」の2つに加えて、「ご当地性」までぶち込まれた、僕の好きな物全部盛りソングとなっています。

伸ばしかけた腕に君は気付いてるかな
僕がいいだなんて君は言わないかな

君を想いながら、一歩が踏み出せずウジウジしている僕。
分かるわー。めっちゃわかるわー。
関係が怖くて踏み込めない、今のままでも十分心地いい。

少し遠回しに なるべく素直に言うよ
次の春にでも

なんて先延ばしにしちゃって、だらだら告白できずにいます。
あー、ここで告っておけばなー。この冬、別の誰かに先を越されてしまってドへこみする未来まで僕には見えているんだよなー。
えぇ、えぇ。私には分かるんです。

 

公園で語らえる間柄であること、関係の進展がとてもスローペースであることからも、
この2人がとても近い関係であることが読みとれますね。
クラスメイトなのか、幼馴染なのか。
そこも相まって、告白に踏み込めない事が、より鮮やかに写ります。

そして何よりは曲名、すごく良い。
「地元の公園なんだろうな」と思うと、この物語が日常風景のひとつであり、等身大の感情をつづったものだとイメージできます。そして、どこかで実在した物語なのかなと思うとより一層胸がしめつけられます。

僕とback number は、全てのカップルの冬を応援しています。

西藤公園

西藤公園

  • back number
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

バンプオブチキンの今昔

ロッテの70周年記念動画が上がっていました。
テーマソングにバンプを起用していて、爽やかな青春を通じて、
露骨にお菓子をアピールしています。


最近のバンプは、タイアップが目立ちますね。
幅広く何にでも手を出している感じ。

妖怪ウォッチのCM曲「望遠のマーチ」とか。


映画:億男のテーマソング「話がしたいよ」とか。

 

バンプは年月を経て、曲も、歌声も、純度がドンドン増している感じがします。
昔は、ダイヤが混じりこんだ粗削りな原石感がありましたけど、今はもう全てが透明感にあふれ水晶のようです。いやもう、水晶玉です。

シングルで言うと「花の名」くらいから、原石部分より水晶部分のが多くなって、
「smile」くらいから、研磨作業に入った感じです。

 

どんなアーティストでも、今昔どっちがいいか問題が勃発して、古参と新規の血で血を洗う骨肉の争いに発展しがちですよね。バンプも、昔と明らかにテンションが違うから、きっと例にもれずネット上の各地で紛争が多発していることと思います。

けども私としては、年々徐々に磨きあげてきた道程を感じるから、どっちがいいとか全然ないんです。確かにすっかり変わったけど、少しずつ一緒に大人になっていく地続き感があったので、今も昔もどっちも大好きです。

高1の頃にラジオから流れてきた「ダイヤモンド」の衝撃は、今でも忘れません。 
すっかりまん丸水晶になっても、聞こえてくるのはあの時のダイヤと同じです。

ダイヤモンド

ダイヤモンド

  • BUMP OF CHICKEN
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

神戸駅/ガガガSP【兵庫のご当地ソング】

駅は、誰かと再会する場所・待ち合せをする場所です。
これすなわち、駅は出会いの場所ということです。
その一方で、楽あれば苦あり。出会いあれば別れあり。
切ないことに、旅立ちや別れの舞台にもなります。

 

さて今回の歌。
アーティストはガガガSP。彼らは神戸出身という事もあり、神戸にまつわる歌をいくつか歌っていますが、取り上げるのはそのものズバリ「神戸駅」。

ガガガSPは、片思いや失恋といった僕の大好物テーマを、軽快なパンクに乗せて歌ってくれるので昔から大好き。僕の好きなものがよく分かっていて、お母さんかと間違えるくらいです。ヘタな歌も(失礼!)、それが搾りだした心からの本音に聞こえちゃって、歌詞の内容との相性も抜群です。

今回の歌「神戸駅」の中では、駅がかつて愛した人との思い出の場所でもあり、別れの場所としても描かれています。否が応でも誰かを思い出しちゃう場所。あらゆる思い出が集約しすぎちゃっている場所。
いやいや、切ないですねぇ…あると思います!

駅というと、「改札」というフレーズを使って鉄道での別れを想起させるものもありますが、この歌での別れはバスの窓越し。
深夜の高速バスのことなんだろうなぁ。見送ったのは23時半くらいなんだろうなぁ。
高速バスで旅立つっていうのがまた、お金のない感じ、夢を追いかけている感じ、若い感じ、色々醸しだしていて、青くさくて青くさくて最高です。

 あぁ、あぁぁぁ。青春の出会いと別れよ。

神戸駅

神戸駅

  • ガガガSP
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

原宿いやほい/きゃりーぱみゅぱみゅ【東京のご当地ソング】

きゃりーぱみゅぱみゅは、その登場からずっと原宿の化身でした。
原宿系のファッションモデルとしてキャリアをスタートさせ、ミュージシャンデビューから海外で活躍するまで、一貫して原宿KAWAII文化を発信するポップアイコンであり続けています。

書きましたが…
「原宿KAWAII文化」が、いかなるものかよく分かっていません。
すみません…。

テレビでも、竹下通りのカリスマ店員とか、10代の原宿系モデルとか、
サンデージャポンを中心に定期的に出てきては消えるけど、ここでいう「原宿系」も言葉では示せませんね。なんか、カラフルでポップな人は多いけど。ピンク色してたり。

多分、僕の思うに。多分ですよ。
生まれては消える、流行り廃りの激しい若者文化のとんがりの一部、
それこそが原宿文化なんじゃないんじゃないでしょうか。
「いや、定義あるよ」って事だったらごめんなさい。

さて今回の曲「原宿いやほい」は、きゃりーの原点である原宿をタイトルに冠していますが、地理的な言葉は「原宿」と「交差点」くらいしか出てきません。
歌詞で歌われているのは

  • 大人ではないけど、子供でもない、間にいること
  • ノリや気分が大切にされていること

これだけなんだけど、すごい原宿っぽく感じます。

実態は常に変わっていて、精神性こそがご当地性の街。
それが原宿なのかもしれません。

原宿いやほい

原宿いやほい

  • きゃりーぱみゅぱみゅ
  • エレクトロニック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes