あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

正しい街/椎名林檎【福岡のご当地ソング】

東京のイメージが強い椎名林檎ですが、1stアルバムの1曲目の舞台は福岡でした。
今回の曲は、1stアルバムである「無罪モラトリアム」に収録されている「正しい街」です。

歌詞からは

  • 夢を追って福岡を飛び出したこと
  • その際に恋人と別れたこと
  • 今、都会の暮らしに慣れずに、福岡をどこか懐かしく思っていること

が読み取れます。
椎名林檎自身も福岡出身という事もあり「この歌詞は実話なのかな?」と妄想が膨らんでしまいますね。

「無罪モラトリアム」の中には、「歌舞伎町の女王」や「丸の内サディスティック」など、ザ・東京ともいえる歌も収録されています。この2曲だけ聞くと「椎名林檎は東京の酸いも甘いも知りつくしていそうだな、大人の人なんだなぁ」てなイメージですが、その裏で「正しい街」からは東京への戸惑い・故郷への郷愁を抱えている事をにおわせています。
意外な一面ですね。

 

複数の曲が影響しあって、アルバム全体でつくられる世界観・人間観。これはすごい。
東京は「今」、つまりはこれから人生の象徴であり、
故郷福岡は「過去」、つまりはその人自身の象徴。
地名を通じて、曲ごとに多様な視点が見えてきて、アーティストの人間深さが出ているアルバムだなと感じます。 

正しい街

正しい街

  • 椎名林檎
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

さんさ里唄/臼澤みさき【岩手のご当地ソング】

岩手が誇るさんさ踊りをモチーフにした歌、
その名もストレートに「さんさ里唄」。

掛け声、太鼓、お囃子と、さんさ踊りのエッセンスをそのままに、
臼澤さんの澄んだ歌声をかけ合わせて、現代に通用するポップスになっています。

さんさを知っている人には、こういったアレンジもあるのかと楽しめるし、知らなかった人にも歌手・さんさ両方の魅力が届く歌になっています。めっさ素晴らしい温故知新なご当地ソングです。

 

古いものをリメイクし、今に合うようにアレンジする。
その過程で、改めて伝統の魅力を知る。 

工芸品や絵とか、物としての伝統芸能やアートではよく聞くやり方だけど、音楽ではあまり聞かないコラボレーションですよね。口癖のように、祈るように、歌い継がれてきた伝統歌やお囃子を、今に響くように奏でなおす。

今では民謡や地域性が脇によけられてしまったYOSAKOIは、本来この歌の様な伝統と現代の混ざり合いを目指すべきだったんだろうなとも思ったり。

とても素敵な歌なので、是非ご拝聴ください!

さんさ里唄

さんさ里唄

  • 臼澤みさき
  • 日本
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

大人になっても友達になろう

ともだち100人できるかな。
8年前に、2巻までよんでいたんだけど、長い時を経てとうとう全巻読みました。

このブログファンで、感想の続きを待っていた方。
大変長らくお待たせいたしました。

友達100人できるかな 5(完) (FUNUKE LABEL)

友達100人できるかな 5(完) (FUNUKE LABEL)

 

頭脳は大人のまま、小学生に戻って100人の友達をつくる話。
ともだちになる相手は、クラスの友達はもちろん、将来の奥さん、いとこのお姉ちゃん、義理のお兄さん、駄菓子屋のおばあさん、捨てられていた犬など、いろんな切り口の関係があり、ほっこりするエピソードが盛りだくさんです。


その中で「大人になっても、また友達になろう」という件があって「ええフレーズやで…」とジーンとしながら読んでました。
けどこれ。フィクションじゃなくて、誰もがかなえられる願いなんですよね。幼いころ仲良かったけど友達、その多くは今や疎遠になっているんだけど、どこかで繋がって仲良くなるかもしれない。
いつかは分からないけど、そういった巡り合せが大いにありえます。

 

クリープハイプの曲で、春の別れをうたった「栞」というナイスな曲があります。
歌の中では、別れることを「2人の物語に栞を挟み込む」と表現していて、そこがとってもニクい。

出会った以上、人間関係はずっと続いていて、離れ離れになったとしても、いつかまた本を開くときがきっとくる。
とても詩的で、希望にあふれた捉え方ですよね。

 

「ともだち100人できるかな」を読んで、これまでの人生に、これからの人生のきっかけがたくさん眠っているのかもなと思った次第。
そう、誰もが“心の本棚”に、素敵な読みかけの本があるかもしれないのです。

とよ田みのる作品は、ポップで絵本的な絵柄だから軽めな作風に見えるけど、ディープな人間賛歌が描かれているので、読み終えた後、とても心地よく、なんだか力強くなった気がしますね。

いろいろあるので、お試しください。

FLIP-FLAP (FUNUKE LABEL)

FLIP-FLAP (FUNUKE LABEL)

 

 

中学生の時に作ったRPGツクールの内容

みなさん、RPGツクールを知っていますか?

誰もが幼いころ膨らませた妄想のファンタジーワールドを、実際にゲームとしてつくることができる、夢のゲームソフトです。
先日、実家に眠っていたRPGツクールを回収できたので、友達にプレイしてもらいました。中学時代の僕が作りあげた黒歴史壮大な冒険物語。恥も外聞もなく、今回紹介したいと思います。

RPGツクール3

RPGツクール3

 

 

タイトル:ZUUM IN ASA(ズームインアサ)

「ズームは、ZUUMじゃなくてZOOMだよね」という指摘を受ける。

謎のタイトルだけど、たしかタイトル文字が出てくるエフェクトの「ズーム」が使いたくて、このタイトルにした気がする。

キャラクター

主人公:カイン
素性や目的は不明、仲間へのあたりが強く、常にキレているかのような暴力的な口調。「うるせえ!」「だまれ!」「殺すぞ!」など。

仲間:すけさん
お化けのようなキャラデザ。登場人物中、唯一おちついた口調でしゃべる。
第1部の最後「すけの里編」で故郷に残ることを決め、仲間からはずれる。

仲間:魔王2号
街娘を襲っているところをカイン達に阻止され、改心?して仲間になる。
常にボケた言動をする。たしかキタキタオヤジをイメージして作ったキャラ

仲間:硫痔(りゅうじ
「ダイノス団編」で王の紹介で急に仲間になる。
あんまりしゃべらないので人となりは不明。見た目はオジさん。

仲間:クラウド
第2部で、記憶をなくした謎のソルジャーとして仲間になる。
FF7に出てくるストライフ的な彼と酷似した髪形をしていて、まったく同じ技も使う。
当時大好きだったんだと思う。

ストーリー

基本的に物語を通じた目的はありません。
行った先行った先で困っている人から「悪い人を倒してくれ」と頼まれて請け負う、無償の傭兵業的な事を繰り返して話が進んでいく。

【第1部】

ピーター:キヒホ編
岬で悲しむ女性、話を聞くと恋人がピーターに殺されたという。なぜか代理で復讐に向かう。4人の守護戦士ピーティアを倒すと、殺人の張本人ピーター:キヒホが出てきて、倒すとピータードラゴンが出てくる。なぜ恋人が殺されたかは不明。ただやられたからやり返す話。

ボス:ピータードラゴン
印象的なモンスター:ミラール島蜂

ムホーヨンの財宝編
ムホーヨンという強欲な王の搾取によって貧困にあえぐ村のため、ムホーヨンの屋敷に侵入してこらしめる話。ムホーヨンをやっつけても、なぜか村の貧困は改善しない。

ボス:せんせい
印象的なモンスター:ギガントライオ

ダイノス団編
城の王様から「困っているからダイノス団を倒してくれ」と頼まれ、よくわからずダイノス団のアジトで戦いを繰り広げる。敵が強すぎて、出会い頭に即死させられる。

ボス:ダイノス団ボス
印象的なモンスター:鉄格子、ダイノス家のガキ

すけの里編
舞台は、パーティの1人すけさんの故郷。
すけさんの実家の財宝コステアプリズンが、魔導士アーデイドに盗まれるので取り返すお話。仲間を巻き込まない様に1人で旅だつすけさんや、魔法を跳ね返さないと倒せないボス、常識的な会話など、これまでがなんだったんだと思うほど、真面目に作られたRPG。がんばって作って力尽きたのか、ここで唐突に第1部が終わる。そもそも第1部だったことをここで知る。

ボス:魔術師アーデイド
印象的なモンスター:溶岩姫

【第2部】

いきなりクラウドが仲間になるが、途中すぐに進めなくなる。やはり「すけの里編」で力尽きていたようです。
序盤からちらちら名前だけ出ていたミーラル島という島が、裏エンディングの場所として出てくる。見事な伏線回収。

 

まとめ

いかがでしたか?
いかがもくそもありませんが。

誰かにプレイしてもらいたくて、一生懸命RPGを作った中学生の僕。
20年近くの時を経て、飲みながら、笑いながら隅から隅までプレイできました。
いやぁ、このゲームも、当時の僕も本望ですよ。

 

写真はピーター:キヒホ編のボス、せんせいとのバトルシーン
強力な全体技“マインドラリアス”で攻撃してくる。

f:id:aruaradio:20180918231346j:plain

 

 

はじめてのライブハウス

昨年から活動を開始したバンド活動。
昨年末には身内だけ声をかけてコンパクトにお披露目会を開催していました。 

しかし1人でも多くの人に僕らの音楽を、メッセージを届けたい!
そんな熱い思いから、今回ライブハウスを借りて、
広く友達家族に声をかけてライブを行いました!

 

↓昨年のお披露目会の話↓

 

ライブハウスと他のバンド

ライブ時期は僕の都合もあり9月にさせてもらい、そこでライブができるハウスを探しました。たくさんあるのねライブができるハウス。
その中でもコピーバンドの出演者募集をしている場所を検索検索。
ライブハウス主催で、参加者を募集するものを「ブッキングライブ」というそうですが、今回は初めてで勝手もよくわからないので「初心者OK」と明確にうたっているブッキングライブを探しました。

そしてお世話になったのが、高円寺のClub ROOTS!

駅も近いし、施設のサイズ感もちょうどいい感じ。
沖縄居酒屋も経営しているみたいで、会場でオリオンビールまで飲めます。

f:id:aruaradio:20180917211927j:plain f:id:aruaradio:20180917211938j:plain

一緒に参加したのは他に3組。

  • ソロギタリスト 
  • 女性のフォークデュオ
  • ビジュアル系コピーバンド

とみんなそれぞれのスタイルでしたが、全組メチャクチャうまかった。
ただ、音楽の雰囲気がみんな違ったので、キャラがかぶらずそこは少し安心して出来たかな。

f:id:aruaradio:20180917212605j:plain

 

そしてハチントンズ

そんななか、僕らは4組中3番目で12:50から30分のライブ。
僕らの関係者は12人くらいきてくれました。ありがたやありがたや。

セットリストはこんな感じ。

  1. AM11:00/HY
  2. リライト/アジアンカンフージェネレーション
  3. 青葉城恋唄/さとう宗幸
  4. ヒロイン/back number
  5. funny bunny/ELLEGARDEN
  6. 小さな恋のうた/MONGOL800

 

いやー、とにかく楽しかった!
録音した音を聞くと全然弾けていないんだけど、楽しかった。
上手い人たちが見る中で、緊張と委縮で直前までビビってたけど、楽しかった。

僕らの友達もそうだけど、他の出演者の人たちもとても暖かく、
手を振ったり、手を叩いたりしてくれて、
とにかく、とにかくとにかく楽しかった!!

こんな世界があるんだね。

もっとやりたい曲とか、やりたいパフォーマンスがあるんだ。
次は春かな? またライブで会おう!