今回は、1972年のチューリップのナンバー。
「千鳥橋渋滞」
この千鳥橋、他の方のブログを見ると、
千鳥橋は大動脈の国道3号線から、福岡の都心部へ入る最初の交差点でした。当然、慢性的に渋滞をしていましたが、今は都市高速道路や湾岸道路が出来たので、昔ほどの渋滞は無くなりました。
とのこと。歌詞の世界は、今はなき風景なんですね。
歌詞は多くを語りませんが、何かに大きく打ちひしがれた男の姿が描かれます。
千鳥橋渋滞 千鳥橋渋滞
髪を切ってしまおう 髪を切ってしまおう
「渋滞」というフレーズが閉塞感を伝え、「髪を切る」というフレーズがそこから脱したい気持ちを描きます。心も道路と同じで、簡単には流れが変えられません。だから髪を切ることで、少しでも気持ちを切り替えたい。
千鳥橋にはその後、高速道路が通ったように、この主人公の気持ちはその後晴れたのかなぁ。