一歳半になる息子と一緒に、よく歌を歌います。
ここ1年で、童謡の引き出しがかなり増えましたよ!
そんな童謡から、ご当地ソングとしても名を馳せる「お猿のかごや」を紹介します。
一番の歌詞の中に「小田原提灯」というフレーズが出てきます。
エッサ エッサ エッサホイ サッサ
お猿のかごやだ ホイサッサ
日暮れの山道 細い道 小田原提灯ぶらさげて
ソレヤットコ ドッコイ ホイサッサ
ホーイ ホイホイ ホイサッサ
小田原提灯が登場する理由としては、作詞家の山上氏の家に小田原提灯があったことに由来している様ですが、山上氏が小田原に縁があるわけでもなく、歌自体は小田原をモデルにしている歌ではないとのこと。
一方、地域側としてはこの歌を放っておくわけはありません。長く親しまれて誰もが知っている童謡に、地域の名物が出てきているんですから。
今では、観光宣伝の中では「小田原の歌」として紹介され、小田原駅のホームの発車メロディにも採用されています。
アーティスト側は意図せず盛り込んだ地域性を、地域側が受け入れてご当地ソングにする。これもまた独特の関係性です。小田原駅の改札を出ると巨大な小田原提灯が飾られています。
発車メロディと合わせて、存分にこの曲を堪能できるようになっていますね。