こちら葛飾区亀有公園前派出所。通称「こち亀」。
1976年から2016年まで、40年にわたり週刊少年ジャンプで連載された、超長期連載であり、ジャンプの顔でもあった漫画です。
コミックはなんとなんとの全200巻!驚異の冊数を誇っています。
私の高校生時代の話ですが、
当時すでに120巻くらい出ていたこち亀を、何を思ったのか集め始めました。
3巻買ったところでふと我に返り、被害が甚大になる前に事なきを得ました…
後先考えない高校生の勢い…おそるべし…。
さて、今回の曲。
アニメこち亀のオープニングに沿った「葛飾ラプソディ」です。
こち亀の世界を表現したアニソンらしさ、
東京の下町の雰囲気を見事に表現したご当地ソングらしさ、
その両方を兼ねそろえた傑作となっています。
ジョギングしていた 大工の頭領に
ガキのまんまだと 笑われたのさ中央広場で 子供の手を引く
太ったあの娘は 初恋の彼女
ゴンパチ池で 渡したラブレター
今も持ってると からかわれたよ
自分の子供の頃を知る大工さんにからかわれる。
昔の初恋の人が、今でもすぐそばに住んでいて、笑い話にできる。
同じ地域に住んで、そこに住む人たちと一緒に歳を重ねていく様子から、すごいウェットで密なコミュニティが描かれています。
自分は、幼いころは転勤族、小学校からはニュータウンに住み、18歳からは東北へ。
住む場所がずっと変わってきた身からすると、ファンタジーの様にすら感じてしまう世界です。
この曲聞いて思ったけど、場所じゃなくて、そこに住んでいる個人に根差したご当地ソングというのもありかもしれない。
3丁目の田中さんが~~、タバコ屋の鈴木さんが~~みたいな。
いや、そんな歌、個人情報のさらし過ぎでリリースできないか…。
※オリジナルバージョンがなかったので、カバーを貼っておきます