久し振りに、いでじゅうを読みました。
サンデーで連載していた、県立高校の柔道部を舞台にした、ギャグ漫画でもあり恋愛漫画でもあり本当にいい漫画。
- 13巻とコンパクトにまとまっている
- 季節が進み、学年が進む。
- それに応じてキャラクターの出入りがあるけど、それが程よく話進める舞台装置になって盛り上げる。けどもあくまで主人公の学年が中心。いい塩梅。
- 恋愛描写が秀逸。下心も芽生え始めつつも爽やかでまっすぐな、高校生の絶妙なバランスの恋愛描写。
- それぞれのキャラクターに並行してドラマがあり、それぞれが葛藤。みんな大人になっていく。
- 絵が可愛く、捨てキャラもいない。
モリタイシは、その後のレンジマンでも、まねこいでも、少し突飛な設定をアクセントに、ほろ苦い恋愛を描いてくれるので素晴らしいですね。
ラッキースケベの描写は無いけれど、少年向けラブコメの最高峰だと思っています。
そして読んでて気づきました。
これまで自分は、「片思い」っていう設定が好きだと思っていたんだけど、それでは少し足りなくて、実は「"奥手"な片思い」が好きなのだと。意外でしょ?
皆さま、奥手な片思いの話あれば、是非私までお聞かせてください。