人気が無ければ打ち切り、人気があればりゃ引き伸ばしの、「週間少年ジャンプ」において、きっちりまとめあげたのがこの作品「魔人探偵脳噛ネウロ」です。
魔人探偵脳噛ネウロ モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/10/12
- メディア: Kindle版
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作者の松井先生が、
連載する以上の責任として、ちゃんと話を畳む事を意識して連載開始しており、1巻で終わった時、3巻で終わった時、10巻で…
とあらゆる状況を想定していたとか。
しかし蓋を開けてみれば、ちゃんと無事物語を書ききり、盛り上がって終わっています。
絵は決してうまくは無く、かなーり癖がありますが、作中の異常な空気感の演出を助けています。
ストーリーは、
謎を食べて生きる魔人ネウロが、女子高生弥子を探偵にしたてあげ、犯罪者と対峙し、集まる謎を食べまくるという話。
主人公が成長しながら、より強い敵と戦うのが少年漫画の王道ですが、ネウロは魔人ゆえ、最初は敵なしなのですが、進むにつれどんどん弱体化します。
代わりに人間の弥子が成長し、それを支えていく!
敵はイカれたサイコパスたち。
特に、ラスボスのシックスの登場回の話は、衝撃過ぎてジャンプで見た時5回位読み返しました。
また作中最大のライバル怪物強盗Xi(サイ)のくだりもいいですね。
その名は「未知を表す「X」と不可視を表す「I」。つなげて読むとXI」
と言っているんですが、3重くらいに意味があったり
「あなたのそばの…アイでいい」って所なんかも最高です(なんのこっちゃ)
読む人を選びますが、他の少年漫画には無い唯一無二の作品であるには間違いない。
是非!
魔人探偵脳噛ネウロ モノクロ版 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/10/16
- メディア: Kindle版
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