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府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

カントリー・ロード/本名陽子【東京のご当地ソング】

スタジオジブリが、少年少女の爽やかな恋愛を描いた映画「耳をすませば」
このテーマソング「カントリーロード」が今回の曲。

「耳をすませば」は中学3年生の男女の物語なのですが、中3らしさがめっちゃよく出ています!
思い出すと全身を血が出るまで掻きむしりたくなるようなむず痒さ…
そして中2病がかったテンション…
どれも中学生の温度感をS級で再現しています。さすが世界のジブリ!

映画のクライマックスでは、
思いが通じ合ってからの即「しずく、結婚しよう!」宣言。
超飛躍…、お見事です。
20年前の作品ながら、今なお語り継がれる青春物語の金字塔ですね。 

この物語の舞台は、東京都の西側 多摩地域の「聖蹟桜ヶ丘」が舞台とされており、地元では「耳をすませば」を使った地域の催し物も行われているくらい作品が地域に根差しています。

さて多摩地域ですが、高度経済成長期からベッドタウンとして発展してきたエリアでもあるため、生活の街であり、中高生からするとやがて巣立っていく街、としてのイメージが強い場所だと感じています(かくいう私が多摩地域育ち)。
「耳をすませば」も将来の夢のため、街を出ていく少年の姿が描かれています。

 一方、歌の歌詞は大人視点。
もう帰れない故郷を懐かしむ様子、強く生きていこうと決意する様子が歌われています。青春の思い出はいつでもまぶしいけど、いつまでも同じ世界・気持ちではいられません。

巣立っていく街 多摩、少年少女の淡い恋愛物語、若かりし日を懐かしむ歌、
それぞれを俯瞰して繋げて考えてみると、どこか切なく、けど力強い、大きな物語を垣間見れる気がします。

カントリー・ロード(耳をすませば)

カントリー・ロード(耳をすませば)

  • 本名陽子
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes