昨年からご当地ソング界隈で話題になっていた、
名古屋市長自ら音頭をとり、名古屋のご当地ソングを作る大作戦。
名古屋ゆかりのご当地ソングがないので、公が自ら作成に乗り出したとのことで、度々ニュースになっていました。事前のインタビューでは、「恋するフォーチュンクッキー」や「恋」といった近年のヒット曲のように、歌って踊れてSNSに投稿したくなるような作品にしたい、という熱い言葉もあったり。
そんな感じで、今年の3月に公開された曲がこれです!
全国区でもある名古屋産アイドル「チームしゃちほこ」を前面に出しながら、事前の狙いどおり、一般の人でも手が出やすそうなダンスナンバー、つまりSNS拡散を意識したつくりになっています。
ご当地ソングは、曲のクオリティや、歌詞のご当地色度合いが、そんなにヒットに影響しないので、特にいう事はありませんが…
この曲、ビックリするほど話題になっていません。
検索して出てくるのは、関係者の宣伝か新聞記事くらいで、一般の人は誰も反応していないように見えます。
再生数はこの記事作成時点で1万ちょっとなのですが、チームしゃちほこファンも見ているとすると、25,000弱いる市の職員はまともに見ていない、場合によっちゃ存在を知らないんじゃないでしょうか…。
うーむ、以下が気になったところ。
- どんなご当地ワードが入っているか歌詞を調べようとしたけど出てこない。
唯一あったのは、you tubeの公式ショートバージョン。「地元を歌詞に盛り込みました」と言って、動画でしか歌詞が見れないってどうなの… - SNS拡散を狙ったのに、名古屋城と公式の2バージョンしかなく、それぞれ踊っている場所も変わらない。色んな名所で撮って魅力をPRすればいいのに。
市が仕切っているからこそ撮影できる場所とかもあったんじゃないかと。 - youtubeのコメント欄が閉鎖されています。
炎上する内容では全然ないし(税金使って作って…みたいな意見はあるかもしれないけど)、僕みたいな外野があーだこーだ言える場があった方が、せっかく世に出した作品が話題になるチャンスが増えたような気がします。バズらせるつもりがあるなら、ツッコミどころを残して、世にさらさないとダメかと…
せっかく肝いりで取り組んで、全国区のアーティストも参加するので期待していたけど。なんかなぁ、という企画になってしまいました。