9月13日に開業する、東急電鉄のオフィスビル「渋谷ストリーム」。
Googleが入居することなど話題も多く渋谷の新しい顔として期待が高まっています。
この渋谷ストリームは、今をときめくアイドルグループ「欅坂46」のデビュー曲「サイレントマジョリティー」のMVの撮影場所としても知られています。鉄板の上で踊っていたり、後ろには重機がどっしりと構えています。工事用照明の中でメッセージ性の強い曲、すごい独特の雰囲気になっています。曲もすごいいいんですよねぇ、原点にして頂点だよ。
さて、この渋谷ストリーム内にはライブにも使えるホールが入るのですが、
なんと、そのこけら落とし公演を欅坂がやるとの事。これはうまい戦略だなー。
2016年当時、デビューしたてのアイドルと、絶賛工事中の施設がリンクし、これから始まる変革を期待させていました。2つのストーリーはそれぞれに進み2018年、欅坂はトップアイドルになり、渋谷ストリームも華々しく開業を迎えるステージになりました。そこで再び交わり合う、人と場所。
成長していく少女たちと、変わっていく渋谷の街というのは、親和性がめっさ高く、誰もがイメージを重ねやすいですよね。今回の開業で欅坂46と渋谷ストリームはより深い関係になったわけです。
東急電鉄は、渋谷を「エンターテイメントシティ」にしようともくろんでいます。アイドルと紐づけるってのは、いい方法ですね。ザ・エンタメだもんね。
当時どこまで考えてMVの撮影場所にしたのかは分からないけど、街の変革とアーティストの成長を重ねられる、印象的なプロモーション戦略だなと思いました。