海月姫やタラレバ娘で知られる東村アキコ氏の「かくかくしかじか」を読みました。
作者の自伝的作品で、高校時代の絵の先生との話が中心となっています。
読んだときは
「なんて!なんてドラマティックな人生なんだ!」
と思って読んでました。
最近ね色んな人の話を聞いていると
「みんな長く生きてりゃ、それぞれ色々あるんだな」
「それは大きな選択だな」
「すごい縁もあるもんだな」
と、色んな人生のドラマティックな面に憧れが募っていた最近だったので、余計に響きました。
この作品は、絵の恩師との話なんだけど、僕はそういった恩師的な人がいないのよね。
お世話になった学校の先生や、職場の上司はもちろんいるけど。
仕事を超えてお世話になった人というか、そこまではなくて。
「大学の先生の最終講義に行く」
とかたまに聞くけど、そういった事もないんだろうな。
なんかいいよね、先生の教え子たちが大集合って。
穏やかな暮らしを好みながらも、今でもドラマ的な出来事やエピソードがどこかに転がっていないかと期待している、そんな事に気づいた33歳の3月でした。