ネクライトーキーが気に入った。
ポップさに隠れて、歌詞がだいぶダーク。
わたし、腹からじゃなくて喉から声出している様な、かなきり気味の軽めの歌の女性ボーカルバンド好きなんですね。You tubeのおすすめ機能も、わたしの事をよく分かってらっしゃいますね。
動画の好みの解析してお勧めしてるんだったら
とんでもなく勝手で、恥ずかしく恐ろしい機能だけど。
ファーストアルバムが12月なので、はよ借りたい。
最近読んだ本「バッタを倒しにアフリカへ」。
若き日本人昆虫学者が、バッタ大発生による被害を解明すべく、アフリカ:モーリタニアの砂漠で研究生活にいそしむ内容です。
これはめっちゃ面白かった。
色々なワクワクが詰まっていました。
名前を聞いてもよく分からない異国、モーリタニアの事がよく分かります。
自然環境、生活習慣、食文化などなど、すべてが未知で興味深い。日本にとってはタコの一大輸入元らしいんだけど、現地の人はタコを食べないんだってさ。
著者はファーブルに憧れて昆虫学者になったそうです。
主な研究対象のバッタ以外にも、その他の昆虫や動物の観察が描かれていて、
研究者の視点を知れます。
現地の人の助けなしに研究は進められません。
外国人だと舐められないようヤギを送って信頼してもらい、仲良くなったパートナーに交渉事をまかせたり、徐々に人を巻き込んでいく様も痛快。
強い使命感を持ちながらも、研究を続けるためにはお金や後ろだてが必要です。
アフリカに住みながらも、ニコニコ超会議に参加したり、経済誌に連載を持ったり、自らが研究の広告塔になることで、研究の必要性を世に拡散し続けてきた、したたかな戦略も見え隠れします。研究を生業にし続けるって大変なんですね。
環境的・金銭的・将来的に、かなり追い詰められた超絶過酷な暮らしですげー大変だったろうに、それをすべて面白がって糧にできるの強い人間力をビシビシ感じました。そして、そんな波乱万丈な人生を、高慢さも嫌味さもなく、ユーモアたっぷりに伝えてくれる本。お勧めです~。
今回のテーマとなる「溝ノ口太陽族」は、生活感あふれるヒーロー風アニメ「天体戦士サンレッド」のテーマ曲。
アニメの舞台が溝ノ口ということで、もちろんテーマ曲もばっちりローカル仕様、溝ノ口の暮らしに根付いた歌になっています。
正義の味方も、悪者も、その辺にのんびり住んで生活しているというギャップのある設定が魅力の本作。歌でもそのコンセプトを体現し、壮大なヒーローソングを漂わせながら、日常感を随所にちりばめています。
といったキーワードに加えて「多摩川沿い」「二子橋」といった溝ノ口周辺の地名も出てきて、ヒーロー臭と、日常生活臭がシーソーの様に交互にやってくる愉快な歌です。…なんだそのシーソー!
そして私がこの歌で一番気に入っているのは、ラブソング的な表現。愛の言霊。
愛する人を守るため戦う者には、熱い思いが欠かせません。
歌詞にはこんなフレーズが。
いやいや、シャレた言い回しですね!
熱く強い想いはあれども、けっこう恥ずかしがり屋。そこもまたギャップ。
く~~っ!
たくさんのギャップがある歌ですが、まつわる一番のギャップは、
溝ノ口を代表するご当地ソングが、ニッチなアニソンというところ。
是非アニメと合わせて、溝ノ口の魅力を知ってみてください!
例えば、あなたが芸能人の事を調べようと思ったとします。
そうですね。あなたは「ネゴシックス」が気になっています。
よし。グーグルに「ネゴシックス」と入力して、検索っと。
すると、上から順にこんなサイトが出てきます。
ここまでは良いのですが、以降ずらりと得体のしれないサイトが並びます。
見出しはきっと「ネゴシックスの今は?彼女は?」的なもの。
そのサイトの中身はろくでもなくて、どこかで拾ってきた噂をコピペしてまとめたもの。下手したら「ネゴシックスの彼女は、調べても分かりませんでした。」とすら書かれていてあります。えっ……知りたくてクリックしたのに書いてないの??
多分これ、どの芸能人も同じような検索結果になるはず。
有名人を検索をした人を、気になるタイトルを餌にして、アクセスさせる作戦。
女性芸能人だと「カップサイズは?」などと、もう釣れれば何でもありな巨大な餌が巻かれている事も。えっ……ネゴシックスはカップサイズも不明なの??。
このサイトどもは芸能情報サイトづらしているけど、その大半の実態は個人ブログ。
そして目的は、アクセスを増やして広告収入を稼ぐことです。
芸能人に限らず、健康情報とか、子育て情報とか、お役所手続きとか、多くの人が気になってよく調べる話題は同じ傾向で、個人コピペまとめサイトがずらっと並ぶはずです。
これらは全て「ブログで稼ぐ」ためのノウハウとして確立されています。
といった、グーグル検索で上位に来るための小技がたくさんあるんです。
人が集まる漁場で、よく釣れる餌が巻かれている。
いつからかネット上には検索しても出所がどこかよく分からないノイズだらけの場所なってしまいました。先週読んだこの本でそのことがよく触れられていて、頷きながら読みました。
レシピを調べると、いつもトップに出てくるクックパッドもノイズになってしまったなぁ。いまいちそうなレシピで大量に出てくるので、最初から、キッコーマンとか味の素のサイト上のレシピしか見なくなりました。
ネットのいいところである
を逆手にとって、検索エンジンという入り口にたむろする小銭かせぎ達。
最初からそんな場所だって言えばそんなもんだし、
情報の取捨選択ができれば実害はないんだけど、ノイズのせいで目標にたどり着きにくいこと、見たいものが見えにくくなってしまっていることが、なんかいやだなぁと思う、秋の夜長でした。
スタジオジブリが、少年少女の爽やかな恋愛を描いた映画「耳をすませば」
このテーマソング「カントリーロード」が今回の曲。
「耳をすませば」は中学3年生の男女の物語なのですが、中3らしさがめっちゃよく出ています!
思い出すと全身を血が出るまで掻きむしりたくなるようなむず痒さ…
そして中2病がかったテンション…
どれも中学生の温度感をS級で再現しています。さすが世界のジブリ!
映画のクライマックスでは、
思いが通じ合ってからの即「しずく、結婚しよう!」宣言。
超飛躍…、お見事です。
20年前の作品ながら、今なお語り継がれる青春物語の金字塔ですね。
この物語の舞台は、東京都の西側 多摩地域の「聖蹟桜ヶ丘」が舞台とされており、地元では「耳をすませば」を使った地域の催し物も行われているくらい作品が地域に根差しています。
さて多摩地域ですが、高度経済成長期からベッドタウンとして発展してきたエリアでもあるため、生活の街であり、中高生からするとやがて巣立っていく街、としてのイメージが強い場所だと感じています(かくいう私が多摩地域育ち)。
「耳をすませば」も将来の夢のため、街を出ていく少年の姿が描かれています。
一方、歌の歌詞は大人視点。
もう帰れない故郷を懐かしむ様子、強く生きていこうと決意する様子が歌われています。青春の思い出はいつでもまぶしいけど、いつまでも同じ世界・気持ちではいられません。
巣立っていく街 多摩、少年少女の淡い恋愛物語、若かりし日を懐かしむ歌、
それぞれを俯瞰して繋げて考えてみると、どこか切なく、けど力強い、大きな物語を垣間見れる気がします。