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30代関東リーマンの、日々の暮らしや体験記。

サピエンス全史

先日、アメトークの読書芸人でにわか読書をして反省したばかりですが、懲りずにアメトークで紹介されていた本「サピエンス全史」の話をしたいと思います。

ちなみにアメトークの中では、真っ赤な真っ赤なカズレーザーがこの本を紹介していました。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 

 我々人類サピエンスが、いかにして地球の覇者になれたのか、そしてこれからどうなるのかを語る、上下2冊の大河巨編です。 

いやぁ、これは面白いです。壮大でありロマンあふれる内容。
ぜひ読んでほしい!

 

以下が気になったエッセンスです。

  • サピエンス最大の武器は「虚構を共有する力」
  • それは、目に映らない情報を理解し共有する力
  • 他の動物も「危険だ!」と伝え合う様な目に映るコミュニケーション力は持っているけど、「想像して共有する事」はサピエンスにしかできなかった。
  • 特に神話を共有する事が大きな発明。これにより「神の意志」を盾にした、個人の利害を超えた目的を共有できる様になった。
  • お金も、法律も、全てが虚構のルールなのに、みんなちゃんと信じて守っている。その秩序を守れる事が、社会を構築するために必要だった。
  • ヒエラルキーは存在しません!」「誰もが人権を持ち自由で平等です!」っているというけれど、ヒエラルキーと同じように自由も人権も虚構。その時代時代で、人類の意思統一を図りやすい虚構が出てきているだけ。
 
人類の歴史に合わせて物語が語られますが、後半へ進むとまだ見ぬ未来の話に発展します。今や人類は、科学や種の仕組みを解き明かし、進化を超越しうるところまで来ているというのです。ここまでくると、あとは人が「どうなりたいのか」を選択するだけだと。
 
例えば、遺伝子レベルで一夫一婦制をとっているラットがいるそうなのですが、それを人間に組み込めば、浮気をしない種になれる可能性があるというのです。これでは、週刊文春の仕事がなくなってしまいます。矢口もクローゼットの無い家に住むことができますね。
そう。人類は意図的に進化の先を選ぶ事の出来るフェーズまで来ているというのです。
つまりイーブイみたいな状態なんですよ!僕だったらサンダースに進化しますね。
 
現実は、SFの作品に足を突っ込んでいるどころではなくて、想像すらしえない価値観や欲望を搭載する事ができるステージまで来ているなんて…これからの人類史はこれまでの価値観の外、さらにはSFの外の話になっていくと。

 

いやぁ、不思議なワクワク感を抱ける作品でした。

言ってしまえば「価値観をいじれる」なんて、少しゾッとしてしまうような未来が地続きにある。クローンや遺伝子操作に対するこれまでの動きを考えると、なかなか選べない道だと思うけど、そういった技術・世界線がある事への身震いといいますか。

 

カズレーザーの言う通り、長いから下巻で少し中だるみしましたが、
上下セットでお試しください!

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福