相変わらずマンガワンを読んでいます。
初期からやってて楽しみにしていた作品が先日終わってしまいました。
「市場クロガネは稼ぎたい」
ラノベっぽいタイトルですね。なかなかな良作でした!!
舞台は学円園学園。ここは学校に通う学生だけで、独自通貨と独自経済圏が成立している学校。独自経済圏ということで、世界の実験上的な側面があったり、ここでの経験が社会に出ていく際の糧になったり、いろんな力が問われる学校。
校訓はただひとつ「成果に値する対価を」
主人公、市場クロガネは人を見る目がある才能がある事から、
作品の前半は、人と部活を結びつける人材部を作って行く話、
途中からは生徒会選挙に合わせて、学校制度のあり方を問う話に。
学円園高校では、
委員会は、行政
部活は、 会社
生徒会は、内閣
的に、学校の役割をそれっぽく経済の役割にすり替えてるのもいいね。
生徒会選挙では政策内容でいかに支持団体を捕まえるかって話もあり、学校の世界観を残しながら、政治経済の縮図的な世界観に落としていたのは、なかなかユニークでした。
ラスボスの狙いがベーシックインカム制度ってのも、妥当性がある感じ。
「成果に値する対価?頑張っても稼げない奴はどうするんだよ!」
っていうね。
共産主義まではいかないけど、格差を減らして幸せの底上げをしようという。
みんなが必要なサービスを作ろう、もっと公平な制度を作ろう。
そして少しでも、世の中を良くしよう。
けどもそのベクトルが違うと、世間では敵同士。
おすすめ~。