あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【ドラマ感想】ごちそうさん

2013年の流行語も生み出し
社会現象となったNHK朝の連ドラ「あまちゃん」。

その大盛り上がりの流れから、後継番組という重責を担いながらも、こちらもまたヒットした連ドラ。それが「ごちそうさん」です。 

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大正・昭和を舞台に食べる事を話の枢軸に添えた心温まるストーリー。

今や引っ張りだこの俳優である、杏ちゃんや、東出君といった主役勢はもちろん素敵なのですが、
高畑充希さん演じる西門希子と、
森山咲瑠さん演じる西門ふ久が、とてもいい味を出しているんです。

希子は、
最初は引っ込み思案で内気な女の子ですが、徐々に心を開き、自分のやりたい事を見つけ、登場人物の中でも一番成長していく。

これまで目立つことも無かった少女が、人ごみの中で歌を歌い、みんなに喝采を浴び
自分の才能と好きな事に気づく、
「焼氷有りマスの唄」の歌唱シーンは圧巻です。
この歌も、菅野よう子作と、また良い歌なんだ。

ふ久は、
幼い頃から独特の感性ゆえ問題ばかり起こして、友達も出来ないのですが、
それは、人並み外れた科学的な才覚を持っているゆえ。その事におじいちゃんが気づいてあげます。

その後、戦時に結婚し一時は家庭に入るが、戦争が終わり、街には明かりすら灯らない現状と「この世界には見えない力がいっぱいあるんだよ」という、幼い頃のおじいちゃんの言葉に導かれ、見えない力から電気を作り出したいと、科学の世界に戻る決意をする。

この終盤がホロリときます。

共通して言える事は、
ある者が、周りの助けで自らの才能に気づき、力を正しく使う道を選んでいく事。
全うにカタルシスを感じられる、そういった話運びが好きなんだな、と思いました。

焼氷有りマスの唄

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