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府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2020年7月】ベストブックは「新装版 子どもの絵の見方、育て方」

梅雨の延長線のような7月でしたね。
世の中のこともあり、休みも家にいることばっかりでした。
8月は暑くなりそうだから、それはそれで家にいるかも。

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3317

2020年7月のベストブックは「新装版 子どもの絵の見方、育て方」でした!

頭のよい子が育つ家頭のよい子が育つ家感想
★4.5:タイトルが良くないのと、専業主婦が当然みたいな論調が気になったけど、内容はとても良かった。色んな家庭の、間取りと過ごし方が紹介されてます。各家庭の共通点として、家の中の家族を感じられること、五感への刺激があること、閉じこもらずに家を動き回るきっかけがあること。それによってコミュニケーションが取りやすくなり、気持ちや考えを伝えられる人になる。親と子供の本棚を共有することで、親の興味を共有して、きっかけを作るのはスゴい良いなと思った。
読了日:07月01日 著者:四十万 靖,渡辺 朗子


神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り感想
★3.0:カーネギーの「人を動かす」を実践用に解説した本。読者が書き込めるワークシートや、やたら丁寧な会話例などページ数のかさ増し感が強いです 笑。中身は、心を動かす会話術3点、信頼感・安心感・事故重要感を与える事を解説。とにかく相手を否定しない事によって話しやすい・相談しやすい関係を作る効果は分かるけど、それが出来るかは相手との関係性次第だなぁ。
読了日:07月06日 著者:星 渉


頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本)頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本)感想
★3.0:読書の魅力を広くつづった内容。教養としての読書という側面が強い。おすすめ本なんかも多く登場するけど、ひかれる作品や新しい情報はなかった。
読了日:07月06日 著者:茂木 健一郎


ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」感想
★4.5:認識を変えるだけで体質改善に繋げると唄う魔法のような本。①肺の正しい大きさを認識して深い呼吸ができれば、身体中に酸素が行き渡り疲れにくくなる ②骨に乗って立つと猫背にはならない。太い大腿骨に重心を乗せることを意識せよ ③腕の付け根は肩甲骨と知れば、力の入り方が違う ④大腰筋を使って歩けば、無理なく早く歩け体の歪みも治る /それぞれ本どおりにやってみたら納得したし期待が持てました。変わったら良いな。
読了日:07月06日 著者:小池義孝


ヒルズ 挑戦する都市 (朝日新書 200)ヒルズ 挑戦する都市 (朝日新書 200)感想
★4.0:森ビルは、日本の都市制度を試行してきたリーディングカンパニーだなと感じました。とんでもない労力を投じたからこそ、森ビルの都市は唯一無二なものが多くて、再開発とは本来、ビジョンと労力を都市に変換する仕組だと改めて感じました。自分が仕事で関わってきた再開発は随分レベルが低かったのでは…と落胆しました。再開発制度制定時の様子など記した、貴重な文献でもありますね。
読了日:07月14日 著者:森 稔


新装版 子どもの絵の見方、育て方新装版 子どもの絵の見方、育て方感想
★4.5:年齢に応じた絵を書くことのススメ。9歳位までは絵画教室に通わせたりせず、大人の絵も真似させず、自分なりの表現・描きたい気持ちをゆっくり育てることが良い。ぬり絵もよくないらしい。色の使い方・形の取り方のような、表現する方法は人それぞれであり、教えるものではなく、誘導してはいけない。なるほど、これは目からウロコ。
読了日:07月14日 著者:鳥居 昭美


子どもの絵をダメにしていませんか子どもの絵をダメにしていませんか感想
★3.5:著者の「子どもの絵の見方、育て方」と合わせて読みました。メッセージは同じだけど、理論よりもケーススタディが中心。小さい子の絵を見ると、子どもの表現したいポイントは何かな、大人の思惑が隠れていないかな、と探すようになってしまった。
読了日:07月14日 著者:鳥居 昭美


気鋭のリーダー10人に学ぶ 新しい子育て気鋭のリーダー10人に学ぶ 新しい子育て感想
★3.0:ビジネス系サイトでの、経営者へのインタビュー企画「今回は子育てについて教えて」的な内容。子供がまだ生まれたてだったり、基本的に奥さん任せだったりで、子育て論として期待するとちょいと肩透かしです。新しいと思ったのは「デジタル・アナログ問わず色んなゲームをすることで、色んな思考法・成功体験を得てほしい」と言うやつ。あとCRAZYの社長が「子育てをするようになり料理もしている。アジアンヌードルやスパイスからカレーを作っている。」というとこで爆笑した。
読了日:07月15日 著者:宮本恵理子


僕たちは14歳までに何を学んだか 新時代の必須スキルの育み方(SB新書)僕たちは14歳までに何を学んだか 新時代の必須スキルの育み方(SB新書)感想
★3.5:前半は著名人の幼少期の話。後半は著者の本では必ず出てくる、これからの時代に必要という情報編集力の話。各者に共通しているのは「自己肯定感」が強みになったという点かな。けど、そのはぐくまれ方は人それぞれ。新しく参考になる点はなかったけど、著名人の生立ちについての読み物として面白かったです。
読了日:07月15日 著者:藤原 和博


150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術感想
★3.0:ノンフィクションライターによる文章口座。本書内のオススメとして、足で稼いだ手触りのある内容にしつつ主観を極力廃して読者視点にする、というのはなかなかハードルが高い。雪国の書き出しの例から「サビから始める」ことによるインパクトの効果は納得する内容だった。
読了日:07月21日 著者:神山 典士


「空腹」こそ最強のクスリ「空腹」こそ最強のクスリ感想
★4.0:現代人は食べ過ぎだから、胃腸は常に稼働しっぱなしで疲れている。ダメージをリセットし体内を蘇らせるためには、1日16時間食べない時間を作ることでオートファジーが発動させること。細胞内の古くなったタンパク質が新しく作り替えられ活性化して良い(毎日じゃなくて良い、筋肉も落ちるから筋トレ必死)。空腹は集中力を上げるからビジネス的には昼飯抜きがいいとの話も聞いたので、昼を抜くのが一番ありえる感じかな。どのくらい違うのか、一回試して感じてみたい。
読了日:07月23日 著者:青木 厚


話すチカラ話すチカラ感想
★4.0:ラジオで話す時の参考に。「えー、あー」等の言葉のヒゲを無くす。聴き手をイメージする。15秒1セット単位で話す、60秒なら15秒×4セットで起承転結を意識。例え話はかなり具体的に。このあたりは、特に取り入れたい。インプット論としても参考になった。流行りものに対してもっと関心を持った方がいいな。膨大なインプットを目指して、引き出しを増やしたい。
読了日:07月24日 著者:齋藤 孝,安住 紳一郎


発想力を鍛える 33の思考実験発想力を鍛える 33の思考実験感想
★4.0:前作「論理的思考力を~鍛える」の思考実験が面白かったので、続けて読みました。心のありかを問う第一章が印象的でした。AIはどれだけ高精度になったとしても、哲学的ゾンビの域を出られない以上、人間性を求める仕事(人生相談が伴うこと)は代替出来ないなと思った。あとクラスメイトの誕生日重複問題は、無意識に「自分の誕生日と被る可能性」として考えてしまうため確率を低く見積もる、というのはスゴい納得した。数値やファクトがあったとしても、人間はどうしても主観的に解釈してしまうんだね。
読了日:07月24日 著者:北村 良子


マイパブリックとグランドレベル ─今日からはじめるまちづくりマイパブリックとグランドレベル ─今日からはじめるまちづくり感想
★4.0:街って、デベロップする側だとすると俯瞰的な視点で見ちゃうけど、生活者からすれば目に映る1階が重要だよね、という話。とても納得するし、目からウロコな視点だった。だから1階は開放された場所にして、生活者にとって豊かな場所としようよと勧めています。マイパブリックについても、「公共」=「みんなの場所」ではなく、色んな「個人」をより集めて「みんな」にする視点として面白かった。ただ理解は出来るけど、実践はキツイ内容だと思う。
読了日:07月26日 著者:田中元子