あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2019年7月】ベストブックは「限界都市 あなたの街が蝕まれる」

kindle unlimitdでの読み放題は7月でいったん休止しました!
8月からは、図書館本と、買った本を中心になります。

7月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2208
ナイス数:72

7月のベストブックは「限界都市 あなたの街が蝕まれる」でした!

地域ブランドとシティプロモーション地域ブランドとシティプロモーション感想
★4.5:地域ブランドをどう作りあげプロモ-ションしていくか、色んな地域の事例が乗っていて面白いです。特に印象的だったのが、水俣と篠山。①水俣:日本人誰もが知るとおりマイナスイメージの強い水俣が、こびりついた毒をぬぐうように、環境配慮・自然派の方向性に進んでいるのは興味深かった。ダークツーリズムという言葉も初めて知った。②篠山:市町村合併の中、隣の市が広域地域を指す「丹波」を名乗りはじめたことによる苦労談。「みんなの丹波を市の名前にしてんじゃねえよ!」という恨みつらみが聞こえてきそうな内容でした。
読了日:07月04日 著者:牧瀬 稔 編著


限界都市 あなたの街が蝕まれる (日経プレミアシリーズ)限界都市 あなたの街が蝕まれる (日経プレミアシリーズ)感想
★4.5:例えばマンション開発。デベロッパーも自治体も購入者もみんなwinwinだからこれだけ活況になってきました。けどこれでは街という全体の集合体は、歪んでいってしまう。本書は過剰なマンション開発、住宅の老朽化、コンパクトシティ政策といった切り口から、都市の歪みを浮かび上がらせています。あとがきの「合成の誤謬」の件が全てを物語っていますが、長期的な政策を示せるリーダーと、それを支持する市民を育てないといけない、と強く感じました。
読了日:07月06日 著者: 


シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする (宣伝会議Business Books)シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする (宣伝会議Business Books)感想
★4.0:シビックプライド醸成について、その概念とヨーロッパの事例を紹介する本。影響する9要素として ①広告・キャンペーン ②ウェブサイト・動画・印刷物 ③ロゴ・ビジュアル ④ワークショップ ⑤都市情報センター ⑥フード・グッズ ⑦フェスティバル・イベント ⑧公共空間 ⑨都市景観・建築 があるとのこと。印象的だったのは、シビックプライドを持つことは都市に承認されることであり、承認欲求を満たされ生きていく力になること。都市を考えることが、よりよく生きる事への道になるという考え。これは大切だ。
読了日:07月14日 著者:読売広告社都市生活研究局


「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)感想
★3.5:カバンを空っぽにすること、悩みもすべて書き出して外に出しておく、その辺はなるほど。常に身軽にすることで、フットワークと頭の回転の速さを生む様に感じた。
読了日:07月18日 著者:塚本 亮


シビックプライド2 【国内編】 ――都市と市民のかかわりをデザインするシビックプライド2 【国内編】 ――都市と市民のかかわりをデザインする感想
★3.5:市民参加に繋がっている街づくり事例集といった感じで、海外編に比べると日本ではまだまだ駆け出しのプロジェクトが多いね。日本の「郷土愛」ってきっと特殊だよね。その特異な土着性を取り払い、オープンな地域参加が日本でも根付かせられるか、まだまだ課題が多い印象を受けた。ただ本書でもいうような、都市や地域を自分事として考えることを、未来に向けて事例を積み重ねていかなければいけないんだなと感じた。
読了日:07月19日 著者:伊藤香織+紫牟田伸子(監修) シビックプライド研究会 (編著)読売広告社 都市生活研究所(企画協力)


残業を減らし定時で帰る仕事術〜SE女子のタスク管理奮闘記〜残業を減らし定時で帰る仕事術〜SE女子のタスク管理奮闘記〜感想
★3.0:自分の仕事での時間的ロスは、割り込みと脱線によるものが大きいな~。集中力が一回断絶しちゃうと復帰に時間がかかっていますね。その避け方・回復させ方は分からなかったけど、問題点が分かってよかった。
読了日:07月20日 著者:ぞえ


一生、同じ会社で働きますか?一生、同じ会社で働きますか?感想
★3.5:12回転職した人が、転職の魅力を語る話。転職の効果をフラットに、けどポジティブに書いているのはとてもいいですね。ただ初めての転職がいつかによって、転職の重みは全然違うと思った。
読了日:07月20日 著者:山崎 元


まんがで身につく 続ける技術 (Business ComicSeries)まんがで身につく 続ける技術 (Business ComicSeries)感想
★3.5:過剰行動を減らし、必要だと思う追加行動をいかに継続するか。頭では必要だと思っていても安きに流れやすく腰を上げるのは大変なのよね…。やらざるを得ない環境を作る事、やりたくなる楽しい要素を入れる事、が必要ですね。ギターの練習全然できてないのですが…そもそも家でやろうとしているのが合っていないのかもしれないな。
読了日:07月23日 著者:石田 淳


地域が稼ぐ観光 (Business Books)地域が稼ぐ観光 (Business Books)感想
★3.5:かつての日本の旅行の主流は、大型バスで有名観光地を巡って巨大旅館で大宴会、というパッケージを旅行会社が一括販売するものだった。しかし人口減少によりマスにまとめて販売が出来なくなった今、埋もれた地域資源と特定のコミュニティをかけ合わせ、オーダーメイドに届けていくことが必要になっている。新しい旅行の形に学ぶものは多かったとともに、時代遅れになってしまった観光地の作り替えも必要な気がする。すげえ高いけど大したものの無い飲食店や土産屋とか多いよね。
読了日:07月23日 著者:大羽昭仁