あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2019年3月】ベストブックは「自分の時間を取り戻そう」

この3か月、読書まとめばかりしているブログになっています…。
大いに反省しながら、今回も読書をまとめます。

4月は心機一転、他のことも書けたらいいな。

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3033
ナイス数:123

3月のベストブックは「自分の時間を取り戻そう」でした!

「失敗」からひも解くシティプロモーション-なにが「成否」をわけたのか-「失敗」からひも解くシティプロモーション-なにが「成否」をわけたのか-感想
★4.0:シティプロモーションを「街のPR」くらいにしか考えていなかったが全然違ったな。例えば、街の魅力を語れる→よくしようと活動する→自分の意味を感じられるようになる→市民の活力アップ。例えば、例えば街の「空気」「雰囲気」をみんなが理解し、多彩な活動をそれにひもづけてもらえる。こうして育っていく街への参加意識・推奨意欲・感謝意欲(地域参加総量)は、定住促進・産品振興・交流拡大にとっての熱を持ったしなやかな土台になり、まちを持続させることに繋がる。心に留めておくべき要素を学べた。
読了日:03月03日 著者:河井 孝仁


2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)感想
★3.0:「時代が変わる、先を読み備えよ!」というビジネス自己啓発本。■時代は70年で変わる、人生は7年ごとにステージが変わるという点■時代の変わり目に前時代視点の目標で進むことはロスとなる、タイミングを見極めよ■というのは興味深い主張。だからと言ってもちろん今にとどまるのではなく、変化に対応できる様に備えておくことではあるんだけど。
読了日:03月05日 著者:神田 昌典


モノの見方が変わる大人の地理力モノの見方が変わる大人の地理力感想
★3.5:地理・地名に関する雑学集、なかなか面白かった。日本中知っているほど味が出るんだろうな。適当な理由で地名が決まっている場所もあれば、歴史的出来事や人の名が碑の様に地名に刻まれているもの千差万別。自然環境により、地形や住む人が決まり、それにより歴史が生まれ、場所が作られてきたんだなと感じた。学生の頃、地理なんてろくに勉強しなかったけど興味が出てきましたね。手始めはブラタモリがいいのかな?
読了日:03月07日 著者: 


家康、江戸を建てる家康、江戸を建てる感想
★4.0:江戸に街をつくる歴史小説。各章ごとにその功労者に視点を当てた構成なので、家康というよりあまり知られていない偉人が主人公です。章立てられていて、利根川の流れを変える話、小判を国の通貨化にする話、飲み水の引き込む話、江戸城の石垣を積む話、天守閣建設の話となっています。何もない関東平野に、どのようにして今の東京の礎が作り出されたのか、歴史の壮大さも感じることができ、なかなか染みるものがありました。
読了日:03月13日 著者:門井慶喜


地域ブランド・マネジメント地域ブランド・マネジメント感想
★3.5:地域ブランド…それは地域が長く愛されるためのコンセプト及び仕組みづくり!そんな地域ブランドの構築について、事例を踏まえつつ多面的に書かれているので分かりやすく丁寧な本。特にゾーニング戦略の考え方は興味深かった。地域をくくるとき、県や市といった現代の行政単位で考えがちだけど、旧来の「藩」単位で考えるというのは、文化的にも適正な規模的にも、いろいろな面で腑に落ちる。廃藩置県の心について勉強してみたい。
読了日:03月14日 著者:和田 充夫,菅野 佐織,徳山 美津恵,長尾 雅信,若林 宏保


プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))感想
★3.5:経営学的な内容はほぼなく、個人の働き方・マインドに着目した内容。働き方が見直されている今にとてもマッチした内容で古さを全く感じない、今だからこそ読むべきとも言えるものだった。■人は期待していることしか頭に入ってこない、コミュニケーションではそこを念頭に入れておくこと■自分は「何で覚えられたいのか」自問する事■などなど
読了日:03月14日 著者:P・F. ドラッカー


ポスト2020の都市づくりポスト2020の都市づくり感想
★4.0:7つに章立て都市の最新の動きを紹介する本書。都市におけるソフトの重要性を強く感じる内容が多く、興味深いものばかりだった。特に公共空間とエリマネの章は、これまでの背景含めて分かりやすく面白かった。ポスト2020という内容を期待すると少し違うかも…。テクノロジーの力で、ポップカルチャーの力を都市に付加していきたいという件の中で「初音ミクはテクノロジーであり、コンテンツであり、コミュニティである」という見方が印象的だった。
読了日:03月16日 著者:井口 典夫,中村 伊知哉,芹沢 高志,玉置 泰紀,小林 洋志,保井 美樹,松岡 一久


勝間式超コントロール思考勝間式超コントロール思考感想
★3.5:身の回りをコントロールしながら暮らすための自己啓発&ライフハックな内容。総論は賛成なんだけど、各論は「いやいやそこまでやりすぎでしょ」と思いながら読みました。たまには酒に飲まれたい、欲望にも負けてしまう、そんなアンコトールさも人らしさだよなとも思ったり。人をコントロールしようとする人には近づかないと主張していて、同族嫌悪なのかなと面白かった。
読了日:03月22日 著者:勝間和代


自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方感想
★4.5:ちきりん本は外れがないな。今回も大いに思考がひっくり返る内容でした。「やりたいこと」をするために、人生のリソースをどこにどう投入するか。人生の生産性を考えてみると、これからの人生、このままだととてもじゃないけど全てを選べない!じゃあ、僕は何を選択するの?そんなことを考えるきっかけになりました。これまで何度も時間の使い方を見直そうと思いながらも抜本的に変わらない自分を振り返り「せざるを得なくならないと人は変わらない」という本書の身もふたもない心理を痛感している。
読了日:03月24日 著者:ちきりん


ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)感想
★4.0:夜は短し~が面白かったので森見作品2つ目。小学4年生アオヤマ君の、淡く切ない夏の想い出。大人になってから思い返す小学生の夏休みというか、夢だったかもしれないけど一生忘れられない出来事、そんな空気感が抜群に出てました。前作同様に、作者の持ち味なのか軽快なやり取りとクセのある設定もありながら、全体的にフワッとした爽やかさがありました。サイダーみたい、カルピスかも。はっきりオチというか、設定を明かさないことで醸し出る切なさ。森見作品続けて読みたいな。
読了日:03月28日 著者:森見 登美彦


地理女子が教える ご当地グルメの地理学地理女子が教える ご当地グルメの地理学感想
★3.5:地理的条件・歴史的背景に裏付けされた、その地だからこそ生まれた各県のグルメを紹介する本。東京はちょうど昨年はじめて食べた「深大寺そば」が紹介されていたから興味深かった。よく知らない名産品も出てくるんだけど、料理自体の紹介・生まれた背景まで図解入りで丁寧に書かれているのでスゴイいい。地域の今を理解するためには、地理的条件や歴史的事実を知らないとダメだなと、ここでも思いました。焼きそばや〇〇丼といった、ポッと出にしか見えないB級グルメも、よくよく辿れば「その地ならでは」が隠れているかもしれない。
読了日:03月30日 著者:尾形 希莉子,長谷川 直子