あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録:2019年1月】ベストブックは「都市をたたむ 人口減少時代をデザインする都市計画」

昨年、読書量を増やしたのに合わせて、
読書メーターというサービスで本の管理とか感想を書いたりしていました。

そしてこの読書メーター。ついさっき、月毎にまとめてブログにUPできる機能がある事を知りましたら。なんで気付かなかったんや…早速使ってみましょう。

読書メーターのサービス上よりも、ブログのが振り返りやすいし。
毎月上げれるように頑張ろう!

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2702
ナイス数:61

ベストブックは「都市をたたむ 人口減少時代をデザインする都市計画」でした!

 


東京は郊外から消えていく! 首都圏高齢化・未婚化・空き家地図 (光文社新書)東京は郊外から消えていく! 首都圏高齢化・未婚化・空き家地図 (光文社新書)感想
★3.5:データ部分は統計的な優位性は一切評価はせず、大小をなんとなく比較している個人の感想なので流し見。後半は面白かった。 「職住の分離」という空間的な分離が、「夫婦の役割の分離」を規定しているというのはなるほど。経済が街をつくり、街が人を作ってきたという見方は大いにありうる。文系都市研究者の前半は悪い所、後半は良い所が出ている本だった。
読了日:01月09日 著者:三浦 展


トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業感想
★4.5:トヨタ自動車をモデルにした、企業小説。どこまでがノンフィクションなのか私には分かりませんが、そんなこと関係なく面白い本でした!! 実際にあった出来事や実在の人物像を組み合わせ、壮大で、そして現在と地続きさを感じさせるドラマになっています。著者は匿名みたいだけど、トヨタ自動車専属の記者の情報をもとに書かれているんだろうね。ある意味で内部告発的な小説です。
読了日:01月13日 著者:梶山 三郎


あなたの住まいの見つけ方: 買うか、借りるか、つくるか (ちくまプリマー新書)あなたの住まいの見つけ方: 買うか、借りるか、つくるか (ちくまプリマー新書)感想
★3.5:住宅事情全般について広く綴った著作。リノベーション住宅やシェアハウスなど、これまでの新築主義と違う潮流を推奨しています。印象に残ったのは、最後の方。「住むことは本来コミュニティに関わり、街を考えることであるべき」というのは、私が目指したい住まい方そのものだった。「住むこと=澄むこと」という諸説のあるようなので、濁らない生活を目指したい。
読了日:01月14日 著者:三浦 展


天才の証明天才の証明感想
★3.5:この言葉につきますね「優れるな、異なれ。」通してサクッと読めました。本旨は自己啓発的な内容だけど、オリラジのこれまでと重ね合わせて読めるので、内面を描いた自伝の様でもあるのが面白かった。漫才・コント・大喜利といった日本的TVの芸人像にこだわらずエンターテイナーを目指していく潮流はこれからも増えていきそうだなと感じた。才能を細分化して把握し、使えるところに当てはめるというのは、大切ですね。
読了日:01月15日 著者:中田 敦彦


都市をたたむ  人口減少時代をデザインする都市計画都市をたたむ 人口減少時代をデザインする都市計画感想
★4.5:都市計画の歴史や制度など基本情報を分かりやすくおさえつつ、具体的事例を踏まえこれからの未来を予測する本、よかった。■これまでの都市は豊かになるための手段。たたむことが目的ではなく次の目的に合わせた都市の形を志向する必要あり■既に都市があり人口推移が読めるこれからは、今までより計画ができる時代かもしれない、悲観する必要はない■コンパクトシティは中心×ゾーニングモデル、理想的な街ではあるがこれから作り上げるのは難しい、全体×レイヤーモデルを念頭にスポンジシティと付き合っていく覚悟がいる。
読了日:01月19日 著者:饗庭 伸


フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか: 交通・商業・都市政策を読み解くフランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか: 交通・商業・都市政策を読み解く感想
★3.5:フランスの地方都市が、どの様にコンパクトシティに取り組んできたかの本。都市構造を産業や生活の基盤と位置づけ明確に指針を作っている事、市民参加が多様で盛んな事など、視座に富んでいましたが、何より特筆すべきは交通権の考え方でしょうか。全ての人が自由に都市にアクセス出来る様にするというのは目から鱗。日本に導入できるかどうかは別として、都市における交通の位置づけを見直す必要があるかもしれません。
読了日:01月20日 著者:ヴァンソン藤井由実,宇都宮浄人


まちづくりの仕事ガイドブック:まちの未来をつくる63の働き方まちづくりの仕事ガイドブック:まちの未来をつくる63の働き方感想
★3.0:まちづくりに関わる仕事を紹介した本。各仕事を実際にしている人が自ら紹介しており、1日の生活や、具体的なプロフィールも書いているのは面白い構成だと思った。その内容から、仕事柄の個性も何となくでています。ただ各仕事の紹介ページが限られているので内容が少し味気ないかな。そして、後半はオンリーワンの働き方をする人が紹介されているので、図鑑として参考にするには特殊例すぎたかな。いい本だとは思うけど、新しく得るものは少なかったです。
読了日:01月23日 著者:饗庭 伸,山崎 亮,小泉 瑛一


超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由感想
★4.5:とにかく筋トレがしたくなった、少しずつはじめよう。筋トレがメンタル・フィジカルにもたらす多大な効果を学術的エビデンスと合わせて紹介しています。合間合間でマンガが挟まるのも具体的でイメージしやすい。「上司も取引先もいざとなれば力尽くで葬れると思うと得られる謎の全能感」というパワーワード含めて、筋トレの魅力を表現したユーモアあふれる文章もいい。締めもいいね「本を置け。読書はもう十分だ。いっちょ体を動かすぞ。筋トレだ!」
読了日:01月26日 著者:Testosterone,久保 孝史


君たちはどう生きるか (岩波文庫)君たちはどう生きるか (岩波文庫)感想
★3.5:まさにタイトルどおり。とてもシンプルで根源的。人間としてどうあるかの問いかけをしてくれる本です。おじさんのノートの部分だけでもまた読み返したいな、その時置かれている状況に応じて感じ方も違うと思う。 随分生きてきてしまった自分にとっては新しい考え方はなかったけど、10代の多感な時期に読んでいたら影響が大きかっただろうな。息子に読ませたい。これ映画化したら絶対説教臭くなりそうだけどジブリはどうするんかね。
読了日:01月29日 著者:吉野 源三郎


社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 (PHP新書)社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 (PHP新書)感想
★3.5:NPOをはじめとするソーシャルビジネスの立上げハウツー本。基本的な事をとても丁寧に書いてくれて、ソーシャルビジネスがどういうものかイメージがついた。中でも「制度化を目指していく」というのは通常のビジネスと全く違った視点で興味深かった。自分のはじめた取組みを社会の一部に組み込んでもらうこと、強い課題意識と個人の利害を超えたモチベーションがなければ出来ないですね。子供が生まれ新しい社会の課題・制度に触れる機会が増えてきたので、ソーシャルビジネスを注目していきたいと思います。
読了日:01月30日 著者:駒崎 弘樹


グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」感想
★3.5:ティーチフォーアメリカは知っていたけど日本版があったんだね。ティーチフォージャパン代表の、半生と立上げ体験談。とにかく熱と、その行動力と準備力に驚かされました。生い立ち・経験・熱意、様々なものが噛み合って辿り着いた天職の道だと感じ取れます。ただNPO立上げまでの話でありNPOの実際の成果は分かりません。どんな人が巣立っているかも不明。代表の人生本としては良いけど、TFJの紹介としては出すの早かったんじゃないかな。
読了日:01月30日 著者:松田 悠介