日本には、いや世界には、無数の3大〇〇があります。
この3大〇〇。
基本的にアンオフィシャルなもんだから、みんな好き勝手カテゴライズして名乗っています。かつて怒り新党が唯一の3大〇〇の決定機関でしたが、番組が終わってしまった今、言い出したもん勝ちの無法地帯なのであります。
そんなアンオフィシャルな3大シリーズの中で、3大奇矯というものがあります。
世にも奇妙な橋、通称 “奇矯”。
これら全てを自らの足で渡り切っている私が、その不思議な世界にご案内しましょう。
猿橋@山梨県大月市
唯一無料で、唯一観光地化されていない。
パッと見普通の橋だが、その実態は唯一現存する木造刎橋(はねばし)。
刎橋とは、構造的に言うと、両再度から片持ち梁の上に橋台を載せているもので、構造が珍しく奇妙なようです。普通の人には、奇妙かどうかなんて分かるはずもありません。
かずら橋@徳島県三好市
高知遠征の時に30人くらいで乗り込んだ、徳島山深くにある名所。
一番面白いが一番怖い。足がすくんで動けなくなっている人もいました。
吊り橋だけど鋼鉄のワイヤーが仕込まれており、みんな安心です。奇妙に見せかけた安心安全な雰囲気つり橋です。
錦帯橋@山口県岩国市
生まれ故郷の岩国の、木造アーチ橋の超名所。
渡っても不思議な感じだし、下からの撮影でも大変フォトジェニックで、大層観光地化されていました。ただ、通行料が高額です。
各橋の評価としてはこんなところ。
渡りやすさ: 猿 > 錦帯 > かずら
値 段: かずら > 錦帯 > 猿
しかしこの3大奇矯、アンオフィシャルなだけあり他にも候補があるようで。
いわゆる諸説ありってやつです。
奇矯の世界、いかがでしたか?
3つと言わず、無数にあると言われている奇矯。
あなたが今渡っているその橋も、もしかしたら奇矯なのかもしれません…。