あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

かつてゾーンに入った話

「ゾーン」という状態をご存知でしょうか。

スポーツなどで、極限の集中状態になっている事を指し、リラックスしているようでもある・心と体が完全に調和する・何もかもがうまくいく、といった高いパフォーマンスを出すことが出来る状態です。

詳しくは、黒子のバスケを読んでください。

 

さて本題です。

僕はよさこいをやっていて、一度だけゾーンに入ったことがあります。それは忘れもしません、修士1年の6月。札幌のよさこいソーラン祭りです。

当時踊っていたのはとてもハードな踊りで、一曲踊ればヘトヘトになるものでした。2日間、北海道の各地で踊りまくり、合間でも散々飲んでるいる事もあってか体力が尽きかけた中、最後に辿り着いた会場は4回くらい連続で踊る会場でした。さらに僕の踊る場所は最後尾、人一倍多く踊らなければなりません。

体力の限界を超えているのに、溢れる気持ちはどうすればお客さんに伝えられるのだろう。極限の肉体が、溢れかえる街の歓声に応えるべく出した答えはただ1つ。

ゾーンに突入することだったようです。

 

よく覚えてないけど、何故か急にこれまでにないほど体が動くようになって、枯れかけていたのにすげえ声も出るようになって、自分でもびっくりした事を覚えています。僕の気持ちを伝えたい、その一心だったんでしょう。そう、いつだって心。

最後の最後に、集中状態が限界を超えたパフォーマンスを生み出したのでした。

 

しかし肉体の限界を超えた代償は大きく、翌日の札幌観光の時は全く声が出なくなりました。集団で札幌観光をしたんだけど、声を殺して黙ーってはしゃぎました。

あんなに声が枯れたのもあの時きりですね。
声が出せないあまり、人のメガネも割っちゃいました。

 

いつかまた、ゾーンに入りたいものです。

お風呂の感想みたいになってしまいました。